crontab
ユーティリティは、
Vixie Cron の
cron(8)
デーモンが扱うテーブル内のエントリの
追加、削除、およびリスト表示を行います。
各ユーザは、自分用の crontab ファイルを持つことができます。
このファイルは
/var
内にありますが、
これはエディタで直接変更するためのものではありません。
もし
allow
ファイル
( /var/cron/allow)
が存在した場合、このコマンドを
使うためには、あなたの名前がこの
allow
ファイルになければなりません。
また、
allow
ファイルは存在しないが
deny
ファイル
( /var/cron/deny)
が存在した場合に、
このコマンドを使うためには、あなたの名前がこの
deny
ファイルにあっては
いけません
。
どちらのファイルも存在しない場合、サイト依存の設定パラメータにより
スーパユーザだけがこのコマンドを使うことができるか、
すべてのユーザがこのコマンドを使うことができるかが決定されます。
これらのファイルの書式は、行ごとにユーザ名を記述するものであり、
空白を前にも後にも入れてはなりません。
これに合致しない行は無視されますので、コメントとして使用可能です。
このコマンドの最初の書式は file から新しい crontab をインストールする
場合に使います。
ファイル名として
'-'
が指定された時は、標準入力から読み込みます。
以下のオプションを使用可能です:
-u
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指定した
user
の crontab ファイルに対して操作を行います。
このオプションがない場合には、コマンドを実行した人
の crontab ファイルに対しての操作になります。
su(1)
をしている場合は混乱する可能性がありますから、安全を期するため、
この場合には
-u
をつねにつけるようにすべきです。
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-l
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現在の crontab ファイルを標準出力に表示します。
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-r
|
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現在の crontab ファイルを削除します。
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-e
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現在の crontab を編集します。
環境変数
VISUAL
もしくは
EDITOR
があれば、この環境変数で指定したエディタを利用します。
指定したエディタは、ファイルをその場で編集するものであることが
必要
です。
ファイルを削除してから再作成するエディタは、使用不可です。
エディタを終了すれば、crontab ファイルが自動的にインストールされます。
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