総合手引 | セクション 1 | English | オプション |
ctm ユーティリティは、 今や 2 つのバージョンのディレクトリツリーの間でデルタを作成して 適用するための最も信頼できる方法を意味します。
これにはデルタの作成と適用という 2 つの部分があります。2 つは 全く異なるものです。
ctm コマンドの実行はたくさんのパスにわかれています。 次のパスを始める前に、それぞれのパスで入力ファイルの全体が処理されます。
name で指定されたファイルを処理する前に ctm は まず name.ctm というファイルが存在するかどうかをチェックします。 存在すれば、 ctm は、かわりにそちらを処理します。
パス 1 では、入力ファイルが正常かどうかを確認します。 文法、データ、全体の MD5 によるチェックサムがチェックされます。 いずれか 1 つでも異常があれば、 ctm は単純に入力ファイルを拒否します。
パス 2 ではディレクトリツリーが CTM デルタの期待している状態に なっているかどうかを確認します。これは存在する/しないはずの ファイルとディレクトリを捜して ファイルの MD5 によるチェックサムをチェックすることで行われます。
もし
backup-file
が
パス 3 では実際にデルタが適用されます。
ctm
によって変更されるファイルのリストは、
ctm ユーティリティは、その作業ディレクトリ下にファイルの階層を展開します。 絶対パスや ' .amp;' と ' ..amp;' の参照を含むファイル名は、セキュリティのために明確に禁止されています。
| |
各ファイル名に
basedir
で指定されたパスを前置します。
| |
| |
この CTM の実行で変更されるすべてのファイルを
backup-file
にバックアップします。
| |
| |
確認だけを行ない、他には何もしません。
| |
| |
CTM ファイル中の各ファイル名が
regular_expression
にマッチするかどうかを調べ、マッチすればそのファイルを処理し、
マッチしなければ何もせずそのまま残します。
このオプションは何個でも指定できます。このオプションを指定すると
.ctm_status
のシーケンス番号のチェックが行なわれません。
例えば、
^usr.sbin/ctm
と指定すると、
usr.sbin/ctm
というソースディレクトリと、その下のすべてのパス名を指定した事に
なります。
CTM の処理対象からパス名を外すには
| |
| |
強行します。 | |
| |
ファイルとディレクトリを保存し、CTM ファイルで削除するように
指定されているものでも削除しません。
| |
| |
その CTM の実行で変更されるはずのファイルと、それに対して
行われるアクションをリストします。
| |
| |
表示を減らします。 | |
| |
デフォルトのアーカイバである
tar
の代わりに
tar-command
を使います。
このオプションは、バックアップファイルが
| |
| |
一時ファイルを tmpdir に置きます。 | |
| |
作成、変更されるファイルの更新時刻を CTM デルタが作成された 時刻に設定します。 | |
| |
表示を増やします。 | |
| |
表示を増やします。 level は饒舌さの程度です。 | |
| |
CTM ファイル中の各ファイル名を
regular_expression
とマッチするかどうかを調べ、マッチすればそのファイルを除外します。
このオプションは何個でも指定できます。このオプションを指定すると
.ctm_status
のシーケンス番号のチェックが行なわれません。
CTM の処理対象にパス名を加えるには
| |
これを回避して安全なものにするために、 FreeBSD.org が作った CTM 部品には、 GNU Privacy Guard ユーティリティ互換なフォーマットで暗号的に署名しています。 このユーティリティは /usr/ports/security/gpg および Pretty Good Privacy v5 ユーティリティ /usr/ports/security/pgp5 から入手できます。 適切な公開鍵は ctm@FreeBSD.org を finger することで得られます。
このように署名された CTM デルタは、 検知されることなく攻撃者が改変することはできません。 それゆえ、CTM デルタを電子メールで受信する場合には、 GPG または PGP5 を使用して署名を確認することを勧めます。
cd ~cvs /usr/sbin/ctm ~ctm/cvs-*
`lib' 以下のすべてのソースを取り出してパッチを当てるには 以下のようにします。
cd ~/lib-srcs /usr/sbin/ctm -e '^lib' ~ctm/src-cur*
ctm コマンドは FreeBSD 2.1 から登場しました。
このマニュアルページは Joerg Wunsch <joerg@FreeBSD.org> が書きました。
CTM (1) | March 25, 1995 |
総合手引 | セクション 1 | English | オプション |
このマニュアルページサービスについてのご意見は Ben Bullock にお知らせください。 Privacy policy.
“ | The most important thing in the programming language is the name. A language will not succeed without a good name. I have recently invented a very good name and now I am looking for a suitable language. | ” |
— Donald Knuth |