総合手引 | セクション 1 | オプション |
send-pr を実行すると、エディタが起動され、用意されているテンプレートが (いくつ かのフィールドにもっともらしいデフォルトの値をあてはめてから) 読み込ま れます。エディタを終了すると、 send-pr は、サポートサイトの Problem Report Management System (GNATS) に書き込み終えた書式をメールで送ります。 サポートサイトで は、PR に唯一の番号を割り当てて、その問題のカテゴリ と submitter-id とともに、GNATS データベースに 保存しています。 GNATS は PR を受理したこと知らせるために、 問題のカテゴリの引用と PR 番号とを自動的に返送します。
PR がすぐに処理されるようにするためには、問題の属す領域を識別するため、 指定可能カテゴリから一つを選んで記入する必要があります。(カテゴリの一覧は `send-pr -L' で見ることができます。)
問題の記述がより正確であり、提供される情報がより完全であればあるほど、 サポートチームは問題をそれだけ早く解決することができます。
-f problem-report | |
すでに記入した PR ファイルを problem-report に指定できます。 send-pr はエディタを起動せずに指定したファイルを送ります。 problem-report が `-' のときは send-pr は、標準入力から読み込みます。 | |
-s severity | |
PR の重大度を、 severity と指定します。 | |
-t mail-address | |
PR を送るサイトのメールアドレスを変更します。 デフォルトのメールアドレスは、 デフォルトサイトのものが使われます。特殊な状況を除き、この オプションではなく、 site 引数を使って下さい。 | |
-c address | |
address を、メッセージの Cc: ヘッダ中に入れます。 | |
-a file | 指定した file を Fix: 節にコピーします。 バイナリファイルは uuencode されます。 |
-P | 環境変数 PR_FORM で指定されたテンプレートを標準出力に出力します。 PR_FORM が定義されていないときは、標準のブランク PR テンプレートが出力されます。 メールは送られません。 |
-L | 指定可能なカテゴリの一覧が表示されます。メールは送られません。 |
-V | send-pr のバージョン番号を表示します。 --version 指定でも表示可能です。 |
advocacy | |
支持 WWW ページ用。何に使うのか今は不確かです。 | |
alpha | Alpha プロセッサ固有の問題。 |
amd64 | AMD64 プロセッサ固有の問題。 |
bin | システムの実行形式の修正または拡張。 |
conf | システムの設定ファイルの修正または拡張。 |
docs | マニュアルページまたは他の文書の修正または拡張。 |
gnu | GNU 提供ソフトウェアの修正または拡張。 |
i386 | Intel x86 プロセッサ固有の問題。 |
ia64 | Intel ia64 プロセッサ固有の問題。 |
java | Java 関連の問題。 |
kern | アーキテクチャ独立カーネルソースの修正または拡張。 |
misc | 他のカテゴリにあてはまらない問題。 |
ports | ports collection の修正または拡張 (新規 ports を含みます)。 |
powerpc | |
PowerPC プロセッサ固有の問題。 | |
sparc64 | |
SPARC プロセッサ固有の問題。 | |
standards | |
標準への適合に関する件。 | |
www | FreeBSD ウェブサイトの変更または向上。 |
環境変数
MAIL_AGENT が設定されていれば、
problem report の送信時に起動される実行形式の、
パス + コマンド行引数として使用されます。
(problem report は標準入力として渡されます)。
sendmail 以外の MTA を使用している場合や、
正当な FQDN を持たないマシン上でエンベロープセンダ等の追加パラメータの
指定が必要な場合に、有用です。
デフォルト値:
/usr/sbin/sendmail -oi -t
環境変数 PR_FORM が設定されていれば、その値は編集する PR のテンプレートのファイル名として 使われます。部分的に埋められた記入書式 ( たとえば、identification フィールドがすでに完成した書式など) を使って始めようとする場合に、 この環境変数を使うことができます。
» | それぞれの PR には 一つの問題 だけを記述しましょう。 |
» | フォローアップメールには、 自動返送されて来るメールと同じサブジェクトを使いましょう。サブジェクトは、 カテゴリ、PR 番号、もともとの概要 ( synopsis ) 行から構成されています。 これによってサポートサイトは、 複数のメールメッセージをある PR に関連付けることができ、 またそれらを自動的に記録することができます。 |
» | サブジェクトや、概要の行はできるだけ正確に記入するようにしましょう。 |
» | サブジェクトの行と概要の行は機密扱いになりません。 公開扱いのバグリストがサブジェクトと概要の行から編集生成されるからです。 機密情報はここに書かないでください。 |
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3.113 | SEND-PR (1) | February 1993 |
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“ | … one of the main causes of the fall of the Roman Empire was that, lacking zero, they had no way to indicate successful termination of their C programs. | ” |
— Robert Firth |