manページ  — STRIP

• 書式
• 解説
• オプション
• 関連項目
• COPYRIGHT

amp;          -w -K !foo -K fo*

では、文字 ``fo'' で始まるシンボルだけを保持し、 シンボル ``foo'' は破棄することになります。

このオプションの意図は、--add-gnu-debuglink と一緒に使い、 2 パートの実行可能形式を生成することにあります。 第一に、削除済みのバイナリの占める RAM 容量が より少なくなること。 第二に、デバッグ機能が必要な場合のみ デバッグ情報ファイルが必要となることです。 これらのファイルを生成するに際し、推奨する手順は次の通りです。

1.<実行可能形式を普通通りリンクする。この名前を>	amp;foo とする。
1.<objcopy --only-keep-debug foo foo.dbg を実行し>	デバッグ情報を含むファイルを生成する。
1.<objcopy --strip-debug foo を実行し>	ストリップされた実行可能形式を生成する。
1.<objcopy --add-gnu-debuglink=foo.dbg foo を実行し>	ストリップされた実行可能形式に、デバッグ情報へのリンクを追加する。

注意 - デバッグ情報ファイルの拡張子を選ぶ際に .dbg を 使うことは任意です。 amp;--only-keep-debug のステップも 省略可能です。代わりに次のようにすることができます。

1.<通常通り実行可能形式をリンクする>
1.<foo を foo.full にコピーする>
1.<strip --strip-debug foo を実行する>
1.<objcopy --add-gnu-debuglink=foo.full foo を実行する>

ここで、--add-gnu-debuglink により指し示されたファイルは 完全実行可能形式です。 これは、amp;--only-keep-debug スイッチにより生成される 必要はありません。