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manページ  — TCOPY

名称

tcopy – 磁気テープのコピー、ベリファイを行う

内容

書式


tcopy [-cvx] [-s maxblk] [src [dest] ]

解説

tcopy ユーティリティは、磁気テープのコピーのためのプログラムです。 記録したデータの終わりに 2 つのテープマークがあるような 磁気テープを想定しています。 ソーステープ (デフォルトでは /dev/sa0) だけが指定された場合は、 tcopy ユーティリティは、 レコードサイズとテープのファイルに関する情報を表示します。 ディスティネーションが指定された場合は、ソーステープがコピーされます。 ディスティネーションテープのブロッキングはソーステープと同じになります。 テープをコピーすると、サイズを表示する場合と同様の表示が得られます。

オプションには次のものがあります。
-c
  src から dest へコピーした後、両方のテープが同一であることを確認するためベリファイをします。
-s maxblk
  ブロックサイズの最大値を maxblk で指定した値にします。
-v
  srcdest の両方のテープが同一であることを確認するためベリファイのみを行ないます。
-x
  標準出力へ全メッセージを出力します。 このオプションは dest /dev/stdout の時に役に立ちます。

関連項目

mtio(4)

歴史

tcopy コマンドは BSD 4.3 から登場しました。

バグ

テープイメージをファイルへ書き込むと、生データ程は保たれません。 ブロックサイズとテープの EOF マークは失われます。 これらは、テープからテープへのコピーでは保たれます。
EOD は、間にデータを持たない 2 個の連続した EOF マークで、判定されます。 古いシステムには、 テープファイル間に、典型的には 3 個の EOF を書き込むものがあります。 この場合、 tcopy ユーティリティは誤ってしまい、早期にテープコピーを停止してしまいます。
コピーとベリファイのオプション -c を使用すると、 tcopy は開始時にテープを巻戻しません。 書き込み後、ベリファイ前に、巻き戻しされます。 BOT から開始していない場合、 意図したデータに対する比較にはならないかもしれません。

TCOPY (1) April 17, 1994

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Using Unix is the computing equivalent of listening only to music by David Cassidy
— Rob Pike