touch
は、
file
で指定したファイルのアクセス時刻と変更時刻を、現
在の時刻に変えるものです。ファイルが存在しなかった場合は、デフォルトの
ファイルのパーミッションで、サイズ 0 のファイルが作成されます。
オプションとしては以下のものがあります。
-a
|
|
ファイルのアクセス時刻を変えます。
同時に
-m
が指定されていなければ修正時刻は変えません。
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-c
|
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ファイルが存在しなかった場合のファイル作成を行いません。
touch
はこれをエラー扱いしません。
エラーメッセージは表示せず、
戻り値にも影響しません。
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-f
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ファイルのアクセス許可がない場合でも、強制的に実行します。
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-h
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ファイルがシンボリックリンクの場合、
リンクが指すファイルの代りにシンボリックリンク自身の時刻を変えます。
-h
は
-c
を暗黙的に指定しますので、新規ファイルは作成されないことに注意してください。
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-m
|
|
ファイルの修正時刻を変えます。
同時に
-a
が指定されていなければアクセス時刻は変えません。
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-r
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アクセス時刻や修正時刻を設定する際、現在時刻ではなく、
file
のアクセス時刻/修正時刻を用います。
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-t
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file
のアクセス時刻と変更時刻を、指定した時刻に設定します。
引数は
"[[CC]YY]MMDDhhmm[.SS]"
で指定します。
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CC
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西暦の千と百の位 (世紀)
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YY
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西暦の十と一の位
(もし
"YY"
を指定して
"CC"
を省略した場合、
"YY"
が 39 から 99 の
間なら 1939年 から 1999 年が、それ以外は 21 世紀の年とみなされます)
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MM
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月。1から12
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DD
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日。1から31
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hh
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時間。0から23
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mm
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分。0から59
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file ...
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秒。0から61
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"CC"
と
"YY"
が指定されていないと、現在の年になります。
""
が指定されていないと、値は0となります。