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manページ  — MBRUNE

名称

mbrune, mbrrune, mbmb – C のためのマルチバイト文字 (rune) サポート

内容

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include <rune.h>

char *
mbrune(const char *string, rune_t rune);

char *
mbrrune(const char *string, rune_t rune);

char *
mbmb(const char *string, char *pattern);

解説

これらのルーチン群は、マルチバイト文字列のための strchr(), strrchr(), strstr() 相当の機能を提供します。

mbrune() 関数は、 string の指す文字列の中で、 rune が最初に現れる位置を指します。 終端の NUL 文字は文字列の一部とみなされます。 rune が ‘\0’ である場合は mbrune() は終端の ‘\0’ を指します。

mbrrune() 関数は、文字列 string の中で rune が最後に現れる位置を指します。 rune が ‘\0’ である場合は mbrune() は終端の ‘\0’ を指します。

mbmb() 関数は、 ヌルで終端する文字列 string の中で、ヌルで終端する文字列 pattern が最初に現れるものを指します。 pattern が空文字列である場合、 mbmb()string を返します。 patternstring の中のどこにも現れない場合、 mbmb() NULL を返します。 それ以外の場合、 mbmb() は、 pattern が最初に現れる先頭の文字のポインタを返します。

戻り値

mbrune() 関数は、該当する文字の位置を示すポインタを返します。 文字列中に該当する文字が見つからない場合は NULL を返します。

mbrrune() 関数は、該当する文字のポインタを返します。 文字列中に該当する文字が見つからない場合は NULL を返します。

mbmb() 関数は、 pattern のポインタを返します。 文字列中に該当する pattern が見つからない場合は NULL を返します。

関連項目

mbrune(3), rune(3), setlocale(3), euc(4), utf2(4)

歴史

mbrune(), mbrrune(), mbmb() 関数は、Bell Labs の Plan 9 で utfrune(), utfrrune(), utfutf() として現れました。

MBRUNE (3) April 19, 1994

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