tail head cat sleep
QR code linking to this page

manページ  — STRSEP

名称

strsep – 文字列の分割

内容

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include <string.h>

char *
strsep(char **stringp, const char *delim);

解説

strsep() 関数は、 *stringp により参照される文字列の中で、文字列 delim 中のいずれかの文字 (または終端の ‘\0’ ) のうちで最初に出現する文字の位置を探し、その箇所を ‘\0’ で置き換えます。 区切り文字 (または文字列の末尾に達した場合は NULL ) の次の文字の位置は、 *stringp に格納されます。 *stringp の元の値は戻り値となります。

「空」のフィールド、すなわち、 2 つの隣接する区切り文字によって生じたフィールドは、 *stringp の中に返されたポインタが参照する位置を ‘\0’ と比較することで検出可能です。

*stringp が最初から NULL である場合は、 strsep() NULL を返します。

以下では、 空白文字によって区切られたトークンで構成されている文字列を、 引数ベクタへと解釈するために strsep() を使っています。
char **ap, *argv[10], *inputstring;

for (ap = argv; (*ap = strsep(&inputstring, " \t")) != NULL;) if (**ap != '\0') if (++ap >= &argv[10]) break;

関連項目

memchr(3), strchr(3), strcspn(3), strpbrk(3), strrchr(3), strspn(3), strstr(3), strtok(3)

歴史

strsep() 関数は、 strtok() 関数を置き換えるものとして考えられています。 strtok() 関数は移植性の点では好ましいのですが ( ISO/IEC 9899:1990 ("ISO C90") に適合しています) 、 空のフィールドを扱う、すなわち、 2 つの隣接する区切り文字によって区切られたフィールドを検出するとか、 一回で複数の文字列に対して使用する、といったことができません。 strsep() 関数は、 BSD 4.4 で初めて登場しました。

STRSEP (3) June 9, 1993

tail head cat sleep
QR code linking to this page


このマニュアルページサービスについてのご意見は Ben Bullock にお知らせください。 Privacy policy.