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manページ  — ERR

名称

err, verr, errc, verrc, errx, verrx, warn, vwarn, warnc, vwarnc, warnx, vwarnx, err_set_exit, err_set_file – フォーマットされたエラーメッセージ

内容

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include <err.h>

void
err(int eval, const char *fmt, ...);

void
err_set_exit(void (*exitf)(int));

void
err_set_file(void *vfp);

void
errc(int eval, int code, const char *fmt, ...);

void
errx(int eval, const char *fmt, ...);

void
warn(const char *fmt, ...);

void
warnc(int code, const char *fmt, ...);

void
warnx(const char *fmt, ...);
#include <stdarg.h>

void
verr(int eval, const char *fmt, va_list args);

void
verrc(int eval, int code, const char *fmt, va_list args);

void
verrx(int eval, const char *fmt, va_list args);

void
vwarn(const char *fmt, va_list args);

void
vwarnc(int code, const char *fmt, va_list args);

void
vwarnx(const char *fmt, va_list args);

解説

err() 関数と warn() 関数のファミリは、標準エラー出力、または err_set_file() 関数を使用して指定した別のファイル上にフォーマット済みの エラーメッセージを表示します。 すべての場合に、プログラム名の最後のコンポーネント、コロンキャラクタ、 およびスペースが出力されます。 fmt 引数が NULL でない場合、 printf(3) のようなフォーマット済みのエラーメッセージが出力されます。 出力の最後には改行文字が付きます。

err(), errc(), verr(), verrc(), warn(), warnc(), vwarn(), vwarnc() の関数は、code または大域変数 errno に基くエラーメッセージを、前にコロンと空白を付けて、付加します。 ただし、 fmt 引数が NULL の場合は例外です。

errc(), verrc(), warnc(), および vwarnc() の各関数の場合、 code 引数がエラーメッセージの検索に使用されます。

err(), verr(), warn(), および vwarn() の各関数は、 グローバル変数 errno を使用してエラーメッセージを検索します。

errx() 関数および warnx() 関数は、エラーメッセージを追加しません。

err(), verr(), errc(), verrc(), errx(), および verrx() の各関数は、 戻りませんが、引数 eval の値で終了します。 err_set_exit() 関数を使用して、 exit(3) の前に呼び出される関数を指定して、必要なクリーンアップを 実行できます。 exitf 用に NULL 関数ポインタを割り当てると、フックが 何もしないようにリセットされます。 関数は、他の関数が使用する出力ストリームを設定します。 vfp 引数は、開いているストリーム (既に void * に変換されているかもしれません) か、NULL ポインタです (この場合出力ストリームは標準エラーに設定されます)。

現在の errno 情報を表示し終了します。
if ((p = malloc(size)) == NULL)
        err(1, NULL);
if ((fd = open(file_name, O_RDONLY, 0)) == -1)
        err(1, "%s", file_name);

エラーメッセージを表示して終了します。

if (tm.tm_hour < START_TIME)
        errx(1, "too early, wait until %s", start_time_string);

エラーの警告

if ((fd = open(raw_device, O_RDONLY, 0)) == -1)
        warnx("%s: %s: trying the block device",
            raw_device, strerror(errno));
if ((fd = open(block_device, O_RDONLY, 0)) == -1)
        err(1, "%s", block_device);

グローバル変数 errno を使用しないエラーの警告

error = my_function();  /* returns a value from <errno.h> */
if (error != 0)
        warnc(error, "my_function");

関連項目

exit(3), printf(3), strerror(3)

歴史

err() 関数と warn() 関数は最初に BSD 4.4 で現れました。 err_set_exit() 関数 err_set_file() 関数は最初に FreeBSD 2.1 で現れました。 errc() 関数と warnc() 関数は最初に FreeBSD 3.0 で現れました。

ERR (3) March 6, 1999

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Do you laugh when the waiter drops a tray full of dishes? Unix weenies do. They're the first ones to laugh at hapless users, trying to figure out an error message that doesn't have anything to do with what they just typed.
— The Unix Haters' handbook