総合手引 | セクション 4 | オプション |
apm は次の電源管理機能を提供します。
APMIO_SUSPEND | |
システムをサスペンドします。 | |
APMIO_GET | |
電源管理情報を入手します。 | |
APMIO_ENABLE
APMIO_DISABLE | |
電源管理を有効 / 無効にします。 | |
APMIO_HALTCPU
APMIO_NOTHALTCPU | |
カーネルコンテキスト切り替えルーチンでの HLT の実行を制御します。
HLT (割り込みが発生するまで CPU を停止) 命令を " Idle CPU" 呼び出しの中で実行する APM の実装もありますし、そうでないものもあります。 ですからこれを有効にすると、 " Idle CPU" を呼び出すカーネルコンテキスト切り替えルーチンが 元々 HLT 命令を実行することにより、 余分な HLT 命令を実行することになる可能性があります。 この結果、システムのピーク性能を減少させる可能性があります。 また、カーネルコンテキスト切り替えルーチンでの HLT 命令を無効にした場合、 マシンの APM の実装が " Idle CPU" で HLT を実行しない場合には、システムはハングアップします。 CPU クロックの減速をサポートしていない実装では、APM は HLT を実行しないかもしれません。 そのようなマシンでは、 apm は APMIO_NOTHALTCPU の操作を無効にします。 現在のバージョンの apm は、クロックの減速がサポートされていない場合には、 カーネルコンテキスト切り替えルーチンから " Idle CPU" を呼び出さず、デフォルトでは HLT 命令を実行します。 したがって、大抵の場合にはこれらの 2 つの操作を行う必要はありません | |
これらのインタフェースは apm(8) と apmconf(8) が使用します。
名称 動作 解説 |
PMEV_STANDBYREQ サスペンド 待機要求 |
PMEV_SUSPENDREQ サスペンド サスペンド要求 |
PMEV_USERSUSPENDREQ サスペンド ユーザサスペンド要求 |
PMEV_CRITSUSPEND サスペンド 非常サスペンド要求 |
PMEV_NORMRESUME レジューム 通常の復元 |
PMEV_CRITRESUME レジューム 非常復元 |
PMEV_STANDBYRESUME レジューム 待機復元 |
PMEV_BATTERYLOW メッセージ通知 電池不足 |
PMEV_UPDATETIME 時計合わせ 時刻を更新 |
私達はこのコードが動作するようになることに関心を持っています。 異常な動作の観察結果をぜひ私達に連絡してください。
apm が有効である時、ホットキーを使って BIOS 設定ルーチンを呼び出すと システムレジューム時に重大な障害を引き起こす可能性があります。 BIOS 設定プログラムはブートストラップ時または DOS から呼び出すべきです。
APM の実装によっては、電源ボタンを押したことやカバーを閉じるといった イベントを扱うことができない場合があります。 そのような実装でシステムをサスペンドする場合には、 必ず apm(8) または zzz(8) だけ を使用してください。
ディスク減速、LCD バックライト制御、パワーオンデマンドは 現在のバージョンではサポートされていません。
APM (4) | November 1, 1994 |
総合手引 | セクション 4 | オプション |
このマニュアルページサービスについてのご意見は Ben Bullock にお知らせください。 Privacy policy.
“ | Unix’s “power tools” are more like power switchblades that slice off the operator’s fingers quickly and efficiently. | ” |
— The Unix Haters' handbook |