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manページ  — AX

名称

ax – ASIX Electronics AX88140A ファストイーサネットデバイスドライバ

内容

書式

device ax0

解説

ax ドライバは、ASIX AX88140A ファストイーサネットコントローラチップを用いた PCI イーサネットアダプタと組み込みコントローラをサポートします。これには、 Alfa Inc. の GFC2204 や、CNet の Pro110B が含まれます。

この ASIX チップはバスマスタ DMA を使用し、DEC 21x4x 類似になるように 設計されています。DEC チップと ASIX チップの唯一の大きな違いは、ASIX の受信器のフィルタが 2 つの特殊なレジスタを用いてプログラミングするの に対し、DEC チップでは送信器の DMA エンジン経由で、特別のセットアップ フレームをアップロードすることです。ASIX 受信フィルタは、 ローカルステーションのアドレスに対するフィルタエントリまるごと 1 つと 64 ビットのマルチキャストハッシュテーブル 1 つだけをプログラミング できます。一方、DEC のフィルタは、他にいくつかのオプションを サポートします。ASIX ファストイーサネットコントローラは、外部 MII トランシーバを使用することで、全 2 重もしくは半 2 重において、 10Mbps と 100Mbps の両方の速度をサポートします。

ax ドライバは次に示すメディアタイプをサポートします。

autoselect メディアタイプとオプションの自動選択機能を使用します。 メディアオプションを /etc/rc.conf ファイルに追加することにより、自動選択されたモードをユーザ自身が変更 することができます。
10baseT/UTP 10Mbps 動作を設定します。 mediaopt オプションを指定して、 full-duplex モードか half-duplex モードのいずれかを指定することもできます。
100baseTX 100Mbps (ファストイーサネット) 動作を設定します。 mediaopt オプションを指定して、 full-duplex モードか half-duplex モードのいずれかを指定することもできます。

ax ドライバは、次に示すメディアオプションをサポートしています。

full-duplex 強制的に全 2 重動作を指定します。
half-duplex 強制的に半 2 重動作を指定します。

このデバイスの設定に関しこれ以上の情報が必要ならば、 ifconfig(8) を参照して下さい。

診断

ax%d: couldn't map memory 致命的な初期化エラーが発生しました。
ax%d: couldn't map interrupt 致命的な初期化エラーが発生しました。
ax%d: watchdog timeout このデバイスはネットワークへの応答を停止しました。もしくは、ネットワーク への接続 (ケーブル) に問題があります。
ax%d: no memory for rx list ドライバが、受信データのリングバッファへの mbuf 割り当てに失敗しました。
ax%d: no memory for tx list ドライバが、パッドバッファ割り当ての際、もしくは mbuf チェーンをクラスタへ 入れる際に、送信データのリングバッファへの mbuf 割り当てに失敗しました。
ax%d: chip is in D3 power state -- setting to D0 このメッセージは電力管理をサポートしているアダプタのみに適用されます。 オペレーティングシステムによっては、シャットダウンの際にコントローラを ローパワーモードにするものがあります。PCI BIOS の中には、チップに設定 する前に、チップをこの状態から元に戻すことができないものがあります。 D3 状態では、コントローラは自分の PCI 設定情報のすべてを失って しまいますので、BIOS が間に合うようにフルパワーモードに戻さなかった場合、 正しくコントローラを設定できなくなります。ドライバはこの状態を検知して アダプタを D0 (フルパワー) 状態に戻そうとします。しかし、完全に動作する 状況にドライバを戻すためには、これだけでは不十分である可能性があります。 起動時にこのメッセージが出てきて、ドライバがこのデバイスを ネットワークインタフェースとしてアタッチし損なう場合、デバイスを正しく 設定させるために、もう 1 回ウォームブートさせる必要があります。

この条件は、他のオペレーティングシステムの後にウォームブートさせる場合 のみ生じます。 FreeBSD をブートする前にシステムの電源を切る場合、 カードは正しく設定されるはずです。

関連項目

arp(4), netintro(4), ifconfig(8)

http://www.asix.com.tw, ASIX AX81140A データシート,

歴史

ax デバイスドライバは、 FreeBSD 3.0 で初めて現れました。

作者

ax ドライバは Bill Paul <wpaul@ctr.columbia.edu> が書きました。

FreeBSD AX (4) January 2, 1999

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Ken Thompson has an automobile which he helped design. Unlike most automobiles, it has neither speedometer, nor gas gauge, nor any of the other numerous idiot lights which plague the modern driver. Rather, if the driver makes a mistake, a giant “?” lights up in the center of the dashboard. “The experienced driver,” says Thompson, “will usually know what's wrong.”