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このドライバは、アダプタのハードウェアが対応していれば、 I/O ポートアドレスと IRQ の設定を自動的に行ないます。
このドライバはプログラム I/O データ転送技術を使用しており、 まずまずのパフォーマンスが得られます。 アダプタがたとえ持っていたとしても、共有メモリは使用しません。
このドライバは現在のところ、ISA 用の富士通 FMV-180 シリーズ、 ISA 用の アライドテレシス AT1700 シリーズと RE2000 シリーズ、 富士通 MBH10302 PC カードに対応しています。
port パラメータは、アダプタのベース I/O ポートアドレスを指定します。 この値はアダプタのハードウェア設定と合致している必要があります。 port は、 "amp;?" にして、指定せずに残しておくこともできます。 その場合、ドライバは I/O アドレスに関するハードウェア設定の検出を 自動的に試みます。 この機能はアダプタハードウェアによっては動かないかもしれません。
irq パラメータは、アダプタが使用する IRQ 番号を指定します。 この値はアダプタのハードウェア設定と合致している必要があります。 irq は、 "amp;?" にして、指定せずに残しておくこともできます。 その場合、ドライバは IRQ に関するハードウェア設定の検出を 自動的に試みます。 この機能はアダプタハードウェアによっては動かないかもしれません。
flags は、様々なデバイス設定の組み合わせからなる数値です。 現在のバージョンでは以下の flags が定義されています。 2 つ以上の設定をデバイスに設定するには、 それぞれの flag 値を数値で加算してください。 以下で指定されていない flag ビットは予約されており、0 にしなければ なりません。実際には、それぞれのビットは単に無視されるか、テスト用や ドライバの文書化されていない機能を制御するために使われます。 文書化されていない機能については、プログラムのソースを参照してください。
0x007F | これらの flag ビットは、 flags の 0x0080 ビットが設定されている時に、MB86960A/MB86965A チップの DLCR6 レジスタを 初期化するために使用されます。 DLCR6 上書き機能に関する詳細は以下を参照してください。 将来のバージョンにおけるドライバの互換性を保持するために、 0x0080 ビットがセットされていない場合以外、 0x007F flag ビットは 0 にしておいてください。 |
0x0080 | この flag は、MB86960A/MB86965A チップの DLCR6 レジスタに対する デフォルト設定を flag 値の 低位 7 bit を用いて上書きします。 この flag は問題解決用のものであり、アダプタハードウェアに関する 知識がある人のみが使用してください。 DLCR6 設定に関する詳細な情報は、富士通のマニュアルを参照してください。 |
FE_DEBUG=level | |
このオプションは、デバイスと (または) ドライバのデバッギングレベルを
制御する数値を受けとります。
FE_DEBUG
ここにリストされていない値にオプションを設定すると、
文書化されていない動作を引き起こすかもしれません。
このオプションに関するデフォルトの設定値は 1 です。
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FMV-180 シリーズでは fe の自動 I/O ポートアドレス検出機能はたいていの場合具合良く動きます。 もしシステムに 2 つ以上の FMV-180 があったとしても、 ちゃんと動きます。 しかし、それ以外のアダプタとの組み合わせは、ドライバを混乱させるかも しれません。 ハードウェア検出で何か困難を感じた時は、 port ? を使わないことをお勧めします。
FMV-180 シリーズでは fe の自動 IRQ 検出機能は確実に動きます。 FMV-180 には常に irq ? を使うことをお勧めします。 IRQ のハードウェア設定は、カーネル設定ファイルにおいて IRQ 値が指定されて いたとしても、アダプタの EEPROM 設定から読み込まれます。 ドライバはカーネル設定ファイルで指定された IRQ が EEPROM に保存された値と 違っていた場合、警告メッセージを生成し、 設定ファイルで指定された値を使用します (この振舞は前回のリリースより変更になっています)。
自動 IRQ 検出も制限つきですが可能です。 fe ドライバは設定ファイルで "irq amp;?" が設定されていた場合、ボードの EEPROM 設定より IRQ 設定を得ようとします。 不幸なことに、AT1700 シリーズと RE2000 シリーズには 2 種類のモデルが あるように思えます; あるタイプは IRQ を 3/4/5/9 から選択可能で、もう片方は 10/11/12/15 から選択 可能です。 これらのモデルの識別方法は、良く知られていません。 このため、アライドテレシスのアダプタでの自動 IRQ 検出は確実でないようです。 何かトラブルが起きた時は、正確な IRQ 番号を指定してください。
AT17000 シリーズと RE2000 シリーズの違いや、 これらのシリーズ内でのマイナモデルの見分けはしていません。
fe
ドライバによって保たれているコリジョン数の統計は正確ではありません;
netstat(1)
の
.Fi i
オプションは実際のコリジョン数より若干少ない値を示します。
思ったよりも多くの mbuf クラスタが消費されます。 パケット受信ルーチンが、mbuf クラスタの割り当てポリシに、わざ と違反しているからです。 不必要に割り当てられたクラスタは短い生存期間で解放されるため、 長い目で見ればカーネルメモリ消費量には影響しません。
XNS と IPX へのサポートがドライバには含まれていますが、 一度もテストはされておらず、たくさんのバグがあるはずです。
fe ドライバは David Greenman が書いた ed ドライバを模範として、 M. Sekiguchi <seki@sysrap.cs.fujitsu.co.jp> が独自に作成して寄贈しました。 fe における PC カードサポートは Hidetoshi Kimura <h-kimura@tokyo.se.fujitsu.co.jp> が書きました。 このマニュアルページは M. Sekiguchi が書きました。
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FE (4) | March 3, 1996 |
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