総合手引 | セクション 4 | English | オプション |
VIA Rhine チップはバスマスタ DMAを使用し、DEC 21x4x "tulip" チップに 似たデザインのソフトウェアインタフェースを持っています。大きな違いは、 Rhine チップの受信フィルタの方がはるかに単純だということです。tulip の ように、送信 DMA エンジン経由で特殊な設定フレームをダウンロードしたり せずに、Rhine はレジスタ経由でプログラミングします。また、送信 DMA バッファ、受信 DMA バッファとも、longword で境界調整する必要があることも 違います。Rhine チップは、外部にある物理層デバイスとは MII バスを通して 接続されるように設計されています。また、10Mbps と 100Mbps の両方の スピードが、全二重、半二重のどちらのモードでもサポートされています。
vr ドライバは次のようなメディアタイプをサポートします。
autoselect | メディアタイプやオプションの自動選択を使用可能にします。 ユーザは、 /etc/rc.conf ファイルにメディアオプションを書き加えることで、 自動選択されたモードを手動で強制的に変更できます。 |
10baseT/UTP | 10Mbps に設定します。 mediaopt は、 full-duplex または half-duplex モードを選択するために使用可能です。 |
100baseTX | 100Mbps (ファストイーサネット) に設定します。 mediaopt は full-duplex または half-duplex モードを選択するために使用可能です。 |
vr ドライバは、次のメディアオプションをサポートしています。
full-duplex | full duplex に設定します。 |
half-duplex | half duplex に設定します。 |
アダプタがサポートしているときのみ、100baseTX メディアタイプは使用可能です。 このデバイスを設定するためにもっと多くの情報が必要な場合は ifconfig(8) を参照してください。
vr%d: couldn't map memory | 致命的な初期化エラーが起こりました。 |
vr%d: couldn't map interrupt | 致命的な初期化エラーが起こりました。 |
vr%d: watchdog timeout | デバイスがネットワークに応答しなくなったか、ネットワークの 接続 (ケーブル) に問題があります。 |
vr%d: no memory for rx list | ドライバがレシーバリング用の mbuf の確保に失敗しました。 |
vr%d: no memory for tx list | パッドバッファを確保、または mbuf チェインをクラスタにまとめるときに、 トランスミッタリング用の mbuf の確保に失敗しました。 |
vr%d: chip is in D3 power state -- setting to D0 |
パワーマネージメントをサポートするアダプタにのみ、このメッセージが出ます。
オペレーティングシステムの中にはシャットダウン時にコントローラを
ローパワーモードにするものがあり、チップになにか新しく設定する前に
この状態から脱出しなければならないのですが、PCI BIOS の中にはこの脱出に
失敗してしまうものもあります。コントローラはこの D3 状態になると設定状態が
揮発してしまうので、もし BIOS が規定の時間内にもとの状態に戻せなかったら、
その後の設定は正常に実行できません。
ドライバはこの状態の検出し、アダプタを D0 (フルパワー) 状態に
戻そうとしますが、これでは、ドライバが完全に動作する状態に戻すためには
不十分かもしれません。
ブート時にこのメッセージが表示され、ドライバがこのデバイスを
ネットワークインタフェースとして接続できない場合は、さらに 1 回ウォームブート
させて、デバイスを適切に設定させる必要があります。
他のオペレーティングシステムからウォームブートするときのみに、この状態は 起こります。 FreeBSD のブートに先だってシステムをシャットダウンする場合、カードを正常に 設定しておく必要があります。 |
FreeBSD | VR (4) | November 22, 1998 |
総合手引 | セクション 4 | English | オプション |
このマニュアルページサービスについてのご意見は Ben Bullock にお知らせください。 Privacy policy.
“ | C is a language that combines all the elegance and power of assembly language with all the readability and maintainability of assembly language. | ” |