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manページ  — FORWARD

名称

forward – メールの転送指示

内容

解説

.forward ファイルは、ユーザのメールの転送先の メールアドレスもしくはプログラムのリストを格納します。 このファイルが存在しない場合には、メール転送は行なわれません。 行頭に標準のシェルパイプシンボル (|) を付けることにより、 メールはプログラムの標準入力として転送されます。 引数をコマンドに渡す場合には、行全体をクォートで括る必要があります。 セキュリティ上の理由で、 .forward ファイルはメール送付先のユーザもしくは root が所有者である必要があり、 ユーザのシェルが /etc/shells にリストされている必要があります。

例えば、 .forward ファイルが以下の行を含む場合:

nobody@FreeBSD.org
"|/usr/bin/vacation nobody"

メールは <nobody@FreeBSD.org> に転送され、 単一引数 nobody を伴なってプログラム /usr/bin/vacation に転送されます。

ローカルユーザのアドレスの前にバックスラッシュ文字が付いている場合、 メールは直接そのユーザのメールスプールファイルに配送され、 更なる転送処理は回避されます。

例えば、ユーザ chris の .forward ファイルに次の行を含む場合:

chris@otherhost
\chris

メールの一方のコピーは chris@otherhost に転送され、 もう一方のコピーはローカルユーザ chris へのメールとして記録されます。

関連ファイル

$HOME/.forward
  ユーザによる転送指示

関連項目

aliases(5), mailaddr(7), sendmail(8)

FORWARD (5) July 2, 1996

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