digictl
ユーティリティは、指定した
ctrl-device
という名前でインストールされている
Digiboard
に対する制御を提供し、個別の digiboard
device
に対する制御も提供します。
digiboard
ctrl-device
は、通常は、
/dev/digi N.ctlという形式です。
N
はカード番号であり、最初にアタッチされたカードに対し
"0"
から開始します。
digiboard
device
は、通常は、
/dev/cua [il ]D Namp;. Pか
/dev/tty [il ]D Namp;. Pという形式です。
N
はカード番号であり、
P
はポート番号です。
次のフラグが認識されます:
-a disable | enable | query
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指定したポート (複数指定可能) の
ALTPIN
設定を、無効化・有効化・問い合わせします。
ALTPIN を有効にすると、CD と DSR の線が論理的に反転されます。
シリアルポートを 8 芯 RJ45 ケーブルに繋ぐときに有用です
(10 芯全部ある RJ45 ケーブルは非常に稀です)。
1 回 ALTPIN を設定すると、発呼および着呼の両方のデバイスに適用されます。
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-d debug
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DEBUG
定義付きでドライバをコンパイル済の場合、
debug
変数に含まれる次のビットが、digiboard ドライバの診断を有効にします。
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1( INIT)
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カードのアタッチ、デタッチ、初期化の間の診断。
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2( OPEN)
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ポートのオープン時の診断。
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4( CLOSE)
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ポートのクローズ時の診断。
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8( SET)
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tty デバイスフラグ設定時の診断。
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16( INT)
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カードイベント処理時の診断。
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32( READ)
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ポート読み取りの戻り値の報告。
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64( WRITE)
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ポート書き込みの戻り値の報告。
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128( RX)
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受信キューフロー制御の報告。
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256( TX)
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送信キューフロー制御の報告。
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512( IRQ)
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割り込み中の診断 (これらの設定時には注意してください)。
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1024( MODEM)
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モデム状態フラグの設定時の診断。
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2048( RI)
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RING 受信時の報告。
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-i
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カードの識別文字列とタイプ ID を表示します。
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-r
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カードを再初期化します。
外部ポートモジュールを持つボードでは、モジュールを挿抜し、
このスイッチを使用することで動的にポート数を再プローブ可能です。
カードを再初期化しますので、カード上の全ポートのクローズが必要です。
digi モジュール全体を再ロードする代りに、
カードを再初期化する方が好ましいです。
なぜならば、アタッチ済の全ボードに影響する代りに、
再初期化の影響は指定したボードに限定されるからです。
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