isdndebug
ユーティリティは isdn4bsd パッケージの一部であり、
isdn4bsd カーネル部分のデバッグ出力レベルを制御するのに使われます。
isdn4bsd カーネルの各レイヤは、
本ユーティリティを用いて操作できるデバッグマスクを使います。
isdndebug
の第 2 の用途はチップセット固有のエラーカウンタの表示とリセットと、
D チャネルレイヤ 2 (Q.921 LAPD プロトコル) の統計情報とエラーカウンタの
表示とリセットです。
次のオプションが利用可能です:
| -c
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チップセット固有の統計情報やエラーカウンタを表示します。
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| -e
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選択したレイヤのデバッグマスクを、エラーのみ表示するように設定します。
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| -g
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選択したレイヤのデバッグマスクを取得します。
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| -l
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コマンドを適用するレイヤを指定します。
デフォルトではすべてのレイヤに適用します。
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| -m
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選択したレイヤのデバッグマスクを、
起こりうるデバッグメッセージすべてを表示するように設定します (最大の出力)。
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| -q
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Q.921 (D チャネルレイヤ 2) フレームの受信/送信の統計情報を表示します。
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| -r
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選択したレイヤのデバッグマスクを
コンパイル時のデフォルトに設定します (リセット)。
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| -s
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選択したレイヤのデバッグマスクを value に設定します。
value には
sscanf(3)
がサポートする基数のいずれでも指定できます。
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| -u
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フラグ -c, -q, -C, -Q の単位量を設定します。
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| -z
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選択したレイヤのデバッグマスクを、何も出力しないように設定します (0)。
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| -H
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チップセット固有の統計情報およびエラーカウンタを 0 にリセットします。
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| -Q
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Q.921 (D チャネルレイヤ 2) フレームの受信/送信の統計情報を、
0 にリセットします。
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