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manページ  — ISDNTRACE

名称

isdntrace – isdn4bsd ISDN プロトコルトレースユーティリティ

内容

書式


isdntrace [-a] [-b] [-d] [-f filename] [-h] [-i] [-l] [-n number] [-o] [-p filename] [-r] [-u number] [-x] [-B] [-F] [-P] [-R unit] [-T unit]

解説

isdntrace ユーティリティは isdn4bsd パッケージの一部であり、 D チャネル上のレイヤ 1, 2, 3 のプロトコルアクティビティのニーモニック表記と、 B チャネルアクティビティの 16 進数ダンプを、 ユーザに提供するために使用されます。

受動動作がサポートされているカード 2 枚および 容易に作成可能なケーブルと共に本ユーティリティを使用することにより、 S0 バス上のトラフィックを完全に監視して、 S0 バスアナライザ機能を提供することもできます。

isdntrace ユーティリティは、受動動作がサポートされているカードでのみ動作します。

すべてのファイルは、ユーザが指定してもデフォルトであっても、 タイムスタンプ文字列が -yyyymmdd-hhmmss の形式で追加されます。 この形式は、ハイフン、4 桁の年、2 桁の月と日、ハイフン、 2 桁の時間と分と秒です。 トレースファイルは上書きされることはありません。 1 秒以内に新規ファイルが必要な場合、ファイル名生成機構は 1 秒間眠ります。

プログラムが USR1 シグナルを送られた場合、 ユーザが指定した新規ファイルまたはデフォルトのファイル名に、 新規の日付とタイムスタンプを付けたものが、生成されてオープンされます。

次のオプションを使用可能です:
-a
  2 枚の受動カードとカスタムケーブルを使用して、 isdntrace をアナライズモードで動作させます。 カスタムケーブルは、isdn4bsd ソース配布物中のファイル cable.txt に記述されている方法で作成可能です。 片方のカードが S0 バスの送信方向におけるレシーバとして動作し、 もう片方のカードが S0 バスの受信方向におけるレシーバとして動作します。 この設定により、完全なトラフィック監視が可能となります。
-b
  B チャネルのトレースをオンにします (デフォルトではオフです)。
-d
  D チャネルのトレースをオフにします (デフォルトではオンです)。
-f
  トレース出力を書き込むファイル名として filename を使用します (デフォルトのファイル名は isdntrace<n> であり、 n はトレースに使用するユニット番号です)。
-h
  ヘッダ表示をオフにします (デフォルトではオンです)。
-i
  レイヤ 1 アクティビティを監視するために、 レイヤ 1 (I.430) INFO シグナルを表示します (デフォルトではオフです)。
-l
  レイヤ 2 (Q.921) フレームの表示をオフにします (デフォルトではオンです)。
-n
  本オプションは数値引数を取り、 表示されるフレームの最小フレームサイズをオクテットで指定します (デフォルトは 0)。
-o
  トレース出力のファイルへの書き込みをオフにします (デフォルトではオンです)。
-p
  オプション -B および -P で使用するファイル名として filename を使用します (デフォルトのファイル名は isdntracebin<n> であり、 n はトレースに使用するユニット番号です)。
-r
  パケットの生の 16 進数ダンプを、 デコードされたプロトコル情報の前に表示することを、オフにします (デフォルトではオンです)。
-u
  トレースに使用するコントローラカードのユニット番号として、 number を使用します (デフォルトでは 0 です)。
-x
  Q.931 プロトコル識別を持たないパケットの表示をオンにします (デフォルトではオフです)。
-B
  後でアナライズするためまたは遠隔アナライズするために、 デコード前のバイナリトレースデータをファイルに書き込みます (デフォルトではオフです)。
-F
  オプション -P (バイナリデータファイルの再生) が使用されたときだけ、 本オプションを使用可能です。 オプション -F を指定すると、ファイルが終了しても再生を終了せずに、 更なるデータが入力ファイルから利用できるようになるまで待つようにさせます。

(ディスクスペースを節約するために) トレースデータをバイナリ形式で収集しているときに、 監視機構もまた必要な場合に、本オプションが有用です (デフォルトではオフです)。

-P
  デバイスからではなく、ファイルから、デコード前のバイナリトレースデータを 読み込みます (デフォルトではオフです)。
-R
  アナライズモードにおいて、受信インタフェースユニット番号として、 unit を使用します。
-T
  アナライズモードにおいて、送信インタフェースユニット番号として、 unit を使用します。

USR1 シグナルが isdntrace プロセスに送信されると、 現在使用されているログファイルが再オープンされますので、 ログファイルの回転を行うことができます。

トレース出力は明確なはずです。 ISDN プロトコルトレース時に、 次の標準的なテキストを持っていると非常に便利でしょう:

I.430 ISDN BRI レイヤ 1 プロトコルの記述。
Q.921 ISDN D チャネルレイヤ 2 プロトコルの記述。
Q.931 ISDN D チャネルレイヤ 3 プロトコルの記述。
1TR6 ドイツ固有の ISDN レイヤ 3 プロトコルの記述。 (注意: 1TR6 プロトコルのデコードが含まれていますが、サポートされていません。 なぜなら作者が 1TR6 ベースの ISDN 装置をもう持っていないためです。)

isdntrace ユーティリティは、プロトコル分別器 (Protocol Discriminator) を見て、 使用されているレイヤ 3 プロトコルを自動的に検出します (Q.931/1993 pp. 53 参照)。

関連ファイル

/dev/i4btrc<n>
  ISDN カードユニット <n> のトレースメッセージを カーネルから取り出すために使用するデバイスファイル。

使用例

コマンド:
isdntrace -f /var/tmp/isdn.trace

は、D チャネルのトレースを受動コントローラ 0 上で開始します。 この際、B チャネルのトレース以外はすべて有効にされ、 すべては出力ファイル /var/tmp/isdn.trace-yyyymmdd-hhmmss へ書き込まれます。 (yyyymmdd と hhmmss は現在の日付と時刻の値で置き換えられます)。

関連項目

isdnd(8)

バグ

まだ 1 個以上残っています。

規格

ITU Recommendations I.430, Q.920, Q.921, Q.930, Q.931

FTZ Richtlinie 1TR3, Band III

ITU Recommendation Q.932 (03/93), Q.950 (03/93)

ETSI Recommendation ETS 300 179 (10/92), ETS 300 180 (10/92)

ETSI Recommendation ETS 300 181 (04/93), ETS 300 182 (04/93)

ITU Recommendation X.208, X.209

作者

isdntrace ユーティリティは Gary Jennejohn <gj@FreeBSD.org> Hellmuth Michaelis <hm@FreeBSD.org> が書きました。

本マニュアルページは Hellmuth Michaelis が書きました。


ISDNTRACE (8) November 1, 2000

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