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コマンドラインにて指定するファイル名は共有ライブラリを検査するディレクトリを 含むことが期待されます。 各ディレクトリのパス名は行の先頭から始まる必要があります。 空行およびコメント文字 ‘amp;#’ から始まる行は無視されます。 ヒントファイルに追加可能とするために、ファイル名は lib*.so.[0-9] というパターンであることが必要です。
セキュリティ上の理由から、
誰でも書き込み可能またはグループ書き込み可能なディレクトリと、
root が所有しないディレクトリに対しては、
警告メッセージを生成してスキップします。
ただし、
共有ライブラリは、実行されようとするプログラムによって必要とされる ならば、利用可能なものが自動的に読み込まれることになります。 これは、実行形式に検索パスを保存する必要性を無くします。
LD_LIBRARY_PATH
環境変数は、キャッシュから使用するディレクトリ (や、その順序関係) を
上書きしたり、共有ライブラリを探す追加のディレクトリを
指定するために使われます。
LD_LIBRARY_PATH
は、共有ライブラリを読み込む必要がある時、
ダイナミックリンカ
によって検索されるディレクトリパスのリストを
コロン
'amp;:'
で区切って指定します。
これは、
ld(1)
における
ldconfig ユーティリティは典型的にはブート時の手続きのひとつとして実行されます。
以下のオプションが ldconfig で認識されます。
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| a.out 形式の共有ライブラリに対するヒントを生成します。 | |
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| ELF 形式の共有ライブラリに対するヒントを生成します。 | |
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| 以前に設定したディレクトリを再度検索します。 以前作成したヒントファイルをオープンし、 ヘッダからディレクトリリストを取り出します。 コマンドラインに指定したパス名も処理します。 これが、パラメータ無指定時のデフォルト動作です。 | |
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| 標準のファイルの代りに、 特定のヒントファイルを読み込んだり、更新したり、その両方を 行ったりします。 このオプションは、テストのために提供されています。 | |
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| 安全ではないモードで実行します。 セキュリティチェックは実行されません。 | |
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| ヒントファイルの内容を指定されたディレクトリで見付かったものに 置き換える代りに、新しいディレクトリの内容を "併合 (merge)" します。 以前の ldconfig の実行によってヒントファイル内に記録されているディレクトリも、 新しい共有ライブラリのために再び検索されます。 | |
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| 現在のヒントファイルの中身について、標準出力に表示します。 ヒントファイルは変更されません。 ヒントファイル中のディレクトリリストが組み込まれます。 | |
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| 共有ライブラリのために、システムの組み込みディレクトリ ("/usr/lib") を検索しません。 | |
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| 冗長モードに切り替えます。 | |
| OBJFORMAT |
/etc/objformat
(後述) に優先し、
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| /var/run/ld.so.hints | a.out ダイナミックリンカの標準ヒントファイル。 |
| /var/run/ld-elf.so.hints | ELF ダイナミックリンカの標準ヒントファイル。 |
| /etc/ld.so.conf |
伝統的な設定ファイルであり、
|
| /etc/ld-elf.so.conf |
伝統的な設定ファイルであり、
|
| /etc/objformat |
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| LDCONFIG (8) | October 3, 1993 |
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| “ | The number of UNIX installations has grown to 10, with more expected. | ” |
| — UNIX Programming Manual, 1972 | ||