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manページ  — NOS-TUN

名称

nos-tun – ``nos'' または ``ka9q'' 形式の IP over IP トンネルを実装する

内容

書式


nos-tun -t tunnel -s source -d destination -p protocol_number target

解説

nos-tun ユーティリティは tun(4) カーネルインタフェースを利用して ( ka9q または IP-IP トンネルとしても知られる) nos 形式トンネルを確立します。

tunnel はトンネルデバイス名、例えば /dev/tun0 などです。

sourcedestination はトンネルデバイスに使用されるアドレスです。 もしトンネルを cisco ルータに対して設定する場合には、cisco において "255.255.255.252" のネットマスクを使用します。 これはトンネルが FreeBSD 側において point-to-point インタフェースになっていますが、 cisco が実際には 実装していないためです。

protocol_number はトンネルモードを設定します。 オリジナルの KA9Q NOS は 94 を使用しますが、 ampr.org による世界規模のバックボーン用に多くの人が 4 を使用します。

target はリモートのトンネルデバイスのアドレスで、 リモート側で設定されたソースアドレスと一致する必要があります。

使用例

こちら側、アドレス 192.168.59.34 の FreeBSD 箱:
nos-tun -t /dev/tun0 -s 192.168.61.1 -d 192.168.61.2 192.168.56.45

アドレス 192.168.56.45 のリモート cisco:

interface tunnel 0
ip address 192.168.61.2 255.255.255.252
tunnel mode nos
tunnel destination 192.168.59.34
tunnel source 192.168.56.45

バグ

ソースアドレスをマルチホームなマシンに設定するようなことは 想定されていません。

作者

Nickolay N. Dudorov <nnd@itfs.nsk.su> がプログラムを書き、 Poul-Henning Kamp <phk@FreeBSD.org> がマニュアルを書きました。 Isao SEKI <iseki@gongon.com> が新規フラグ、すなわち IP プロトコル番号を追加しました。

NOS-TUN (8) April 11, 1998

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Modern Unix impedes progress in computer science, wastes billions of dollars, and destroys the common sense of many who seriously use it.
— The Unix Haters' handbook