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manページ  — PCCARDC

名称

pccardc – PC-CARD (PCMCIA) の制御とモニタを行うツール

内容

書式


pccardc subcommand [arg ...]

解説

pccardc ユーティリティは PC-CARD スロットの制御と、 PCMCIA カードの設定や情報表示を行います。 次のサブコマンドを理解します:

beep ビープタイプを設定します
dumpcis カードの CIS (複数可) を表示します
dumpcisfile
  カードの CIS (複数可) をファイルから表示します
enabler デバイスドライバのイネーブラ
help コマンドのまとめを表示します
pccardmem pccard ドライバにメモリを割り当てます
power スロットの電源をオン/オフし、無効なままにします
rdattr アトリビュートメモリを読み込みます
rdmap pcic マッピングを読み込みます
rdreg pcic レジスタを読み込みます
wrattr アトリビュートメモリへバイトを書き込みます
wrreg pcic レジスタへ書き込みます

  1. beep beep_mode

    カード挿抜時のサウンド種別を設定します。 本サブコマンドは、 rc.conf(5) 中の pccard_beep に対応します。 beep_mode に使用可能な値は次の通りです:

    0 サイレントモード
    1 シンプルビープモード
    2 メロディモード

  2. dumpcis [slot]

    カードの不揮発性メモリ (EEPROM) に格納されている CIS (Card Information Structure) タプルを表示します。 slot は、どのスロットを読み込むのかを指定します。 オプションを指定しないと、利用可能なすべてのカードの CIS を表示します。

  3. dumpcisfile file ...

    dumpcis と同じ書式の CIS (複数可) を表示します。 その際、物理的な PC-CARD カードではなく、 1 個以上のファイルを CIS データとして使用します。

  4. enabler slot driver [-m card addr size] [-a iobase] [-i irq]

    「ポイントイネーブラ」です。 pccardd(8) によるドライバの割り当てがうまく動作しないときに、 手動でパラメータを設定するために使用します。 slot で PC-CARD スロットを指定し、 driver でデバイス名 ("ed0" や "sio2" など) を指定し、 それと同時に次のオプションの一部またはすべてを指定します:
    -m card addr size
      カードの共有メモリウィンドウをホストアドレスにマップします。 card はカードのアドレス空間での共有メモリ開始アドレス (16 進数) であり、 addr はホスト側のアドレス空間でのマップするメモリのアドレス (16 進数) であり、 size はメモリウィンドウのサイズ (kb) です。
    -a iobase
      iobase は、I/O ウィンドウをマップするポート番号 (16 進数) を指定します。
    -i irq
      irq は、カードが割り込みに使用する IRQ (1 から 15 までの 10 進数) を指定します。

    例えば

            enabler 0 ed0 -m 2000 d4000 16 -a 300 -i 3
    

    は、スロット 0 を、ポート 0x300 で IRQ 3 にある 最初の NE2000 イーサネットカードドライバに割り当て、 カード内の 0x2000 からの 16KB のメモリ領域を 0xd4000 にマップします。

    いままでにも壊れた CIS タプルのために認識できないカードを この機能で使用することができたようです。また、動作報告 のまだ無いカードをテストするときにも有用でしょう。 それでも、新しいカードを正しく認識できないことが多いので、注意して下さい。

  5. help

    pccardc のヘルプを表示します。

  6. pccardmem addr

    PC-CARD コントローラ (PCIC) がカードをマップするために使用する ホストアドレスを指定します。 PCIC は 16KB の連続するメモリを必要とし、 ほとんどのマシンでは ISA I/O メモリアドレスレンジに 他の ROM やデバイスがありますので、 一般的には指定可能なアドレスは次の 4 通りとなります:

    0xd0000
      0xd0000-0xd3fff (デフォルト)
    0xd4000
      0xd4000-0xd7fff
    0xd8000
      0xd8000-0xdbfff
    0xdc000
      0xdc000-0xdffff

    0xd0000 の代わりに "DEFAULT" を指定可能です。 このサブコマンドは、 rc.conf(5) pccard_mem に対応します。

  7. power slot power_mode

    slot で指定されるスロット中のカードの給電状態を変えます。

    0 給電をオフにします。 活性状態で抜くとカードが不安定になる場合、 本機能によりまず強制的に不活性状態として、安全にカードを取り除けます。 システム稼働中にカードを抜くか、電源コマンド pccardc power でカードを再有効化するまで、スロットは無効化されたままとなります。 計算機をサスペンドしレジュームしても、スロットは無効化されたままとなります。
    1 給電をオンにし、活性状態にします (システムは、カードが挿入されたものとして扱います)。

  8. rdattr slot offs length

    スロット slotoffs から開始する length バイトの不揮発性メモリ (EEPROM) を、16 進ダンプ表示します。 すべてのパラメータは 16 進数です。

  9. rdmap [slot]

    PC-CARD スロットの 4 つのメモリウィンドウと 2 つの I/O ウィンドウの ホストマシンへのマッピング状況を報告します。 slot を指定しない場合には、システム上の全スロットに関して表示します。

  10. rdreg [slot]

    slot の 64 個のレジスタを表示します (デフォルトでは全スロットを対象とします)。

  11. wrattr slot offs value

    カードの不揮発性メモリ (EEPROM) の、先頭からのオフセット offs (16 進数) の 1 バイトを value (16 進数) で書き換えます。変更結果はカードを抜いても保存されます。

  12. wrreg slot reg value

    PC-CARD のレジスタへ書き込みます。 PC-CARD スロット番号は slot で指定し、レジスタ番号を reg (16 進数) で指定し、値を value (16 進数) で指定します。

関連ファイル

/etc/rc.conf
  設定ファイル

関連項目

rc.conf(5), pccardd(8)

作者

オリジナルバージョンを Andrew McRae <andrew@mega.com.au> が記述しました。 Tatsumi Hosokawa <hosokawa@mt.cs.keio.ac.jp> がバグ修正と機能拡張を行いました。 このマニュアルページを Toshihiko ARAI <toshi@jp.FreeBSD.org> が記述しました。

バグ

enabler wrattr の使用に際しては注意して下さい。 誤用すると、 システムを不安定にしたり、カードにダメージを与えるかもしれません。

PCCARDC (8) November 14, 1998

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