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rcorder に渡される各ファイルは、 特殊行 (シェルにはコメントに見えます) で注釈付けする必要があります。 それらは、 "条件" と呼ばれるある実行時点にファイルが依存することを示し、 各ファイルがどの "条件" を満足させ得るのかを示します。
各ファイル中には、一連の "REQUIRE", "PROVIDE", "BEFORE", "KEYWORD" 行を含むブロックが存在することが必要です。 行の書式は厳密です。 各行は、単一の ‘#’ で開始し、単一の空白が続き、 "PROVIDE:", "REQUIRE:", "BEFORE:", "KEYWORD:" のいずれかが続くことが必要です。 逸脱は許されません。 各依存行に続き、一連の条件が空白区切りで続きます。 複数の "PROVIDE", "REQUIRE", "BEFORE", "KEYWORD" 行が登場して構いませんが、途中に余計な行が入ってはなりません。 書式に合致しない行に到達すると、構文解析が終了します。
オプションは次の通りです:
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指定したキーワードを
"キープリスト"
に追加します。
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指定したキーワードを
"スキップリスト"
に追加します。
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ブロックの例は次の通りです:
# REQUIRE: networking syslog # REQUIRE: usr # PROVIDE: dns nscd
このブロックが含まれるファイルは "networking", "syslog", "usr" の条件に依存し "dns", "nscd" の条件を提供することを、このブロックは述べています。
ファイルには "PROVIDE" 行が無くても構いません。 その場合、なにも条件を提供しません。 ファイルには "REQUIRE" 行が無くても構いません。 その場合、ファイルは何にも依存しません。 依存順序の中の開始点が見付けられるためには、 rcorder に渡される引数の中には依存が無いファイルが少なくとも 1 個は必要です。
Requirement %s has no providers, aborting. | 別のファイル中の "REQUIRE" 行に存在する条件に対応する "PROVIDE" 行を持つファイルがありません。 |
Circular dependency on provision %s, aborting. | 表示された条件の処理中に、 あるファイル群に循環依存関係があることが検出されました。 |
Circular dependency on file %s, aborting. | 表示されたファイルの処理中に、 あるファイル群に循環依存関係があることが検出されました。 |
RCORDER (8) | July 17, 2000 |
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“ | A computer would deserve to be called intelligent if it could deceive a human into believing that it was human. | ” |
— Alan Turing |