cmp
ユーティリティは、2つのファイル内容を比較して、その結果を標準出力に出力します。
ファイル内容が一致していれば、デフォルトでは
cmp
は何も表示しません。ファイル内容に違いがあった場合は、最初に
違いが見つかった場所の、
バイト位置と行番号を出力します。
バイト位置と行番号は、1 から数え始めます。
オプションは以下のものがあります:
-l
|
|
全ての違いに対し、
違いのあった場所のファイル先頭からのバイト位置 (10 進数表現) と、
各々のファイル中の値 (8 進数表現) を表示します。
|
-s
|
|
何も表示しないようにします。結果は終了コードにのみ反映されます。
|
-x
|
|
-l
と似ていますが、16 進数で表示し、
ファイルの最初のバイトに対して 0 をインデックスとして使用します。
|
-z
|
|
通常ファイルに対しては、ファイルの大きさをまず比較し、
異なる場合には比較を失敗させます。
|
file1
と
file2,
の開始バイト位置を
skip1
と
skip2
を使って、各々指定して比較することができます。
この値は 10 進数表記がデフォルトで、先頭に ``0x'' か ``0'' があると、
16 進数や 8 進数表現と解釈されます。
cmp
は、戻り値として以下の値のうちの一つをとります:
0
|
ファイル内容が一致した。
|
1
|
ファイル内容に違いがあったか、どちらかのファイルが先に
ファイルエンドに達した。
後者の場合、
-s
オプションが指定されていない場合には、
cmp
は、短い方のファイルで (違いが見付かる前に)
EOF に到達したことを標準エラー出力に出力します。
|
>1
|
エラーが起きた。
|