manページ  — BASENAME

basename – 指定したパスのファイル名部分やディレクトリ名部分を返す

書式 解説 使用例 診断 関連項目 規格

basename string [suffix]
basename [-a] [-s suffix] string [...]
dirname string

basename ユーティリティは string から最後の ‘amp;/’ までを 削除し、 suffix が指定された場合はこれも削除します。 (まず後続する複数のスラッシュを取り除いた) string に残された文字列と suffix がまったく同じ場合には、削除しません。 そして、その結果得られるファイル名を標準出力に書き出します。 存在しない suffix は無視します。 -a が指定された場合、各引数が単一の string として扱われ、あたかも basename が単一の引数で起動されたかのようになります。 -s が指定された場合、 suffix がその引数として扱われ、残りすべての引数が単一の string として扱われます。

dirname ユーティリティは (まず後続する複数のスラッシュを取り除いた) string 中の最後の ‘amp;/’ から最後尾までをファイル名とみなしてこの部分を削除し、 残りを標準出力に書き出します。

次の行は、シェル変数 FOO に /usr/bin を設定するものです。

    FOO=`dirname /usr/bin/trail`

The basename and dirname utilities exit 0 on success, and >0 if an error occurs.

basename および dirname のユーティリティは、 IEEE Std 1003.2 ("POSIX.2") 準拠であると思われます。