id
ユーティリティは、
呼び出したプロセスのユーザとグループとを、
名称と ID 番号で標準出力に表示します。
もし実 ID と実効 ID が異なっている場合は、両方とも表示します。
もし、
user
(ユーザ名かユーザ ID)
が指定された場合は、そのユーザのユーザ ID とグループ ID が表示されます。
この場合、実 ID と実効 ID とは同じものとみなされます。
オプションとしては以下のものがあります:
-G
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グループ ID
(実効グループ、実グループ、その他) を、空白で区切って列挙します。
表示する順序に意味はありません。
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-M
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現在のプロセスの MAC ラベルを表示します。
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-P
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id としてパスワードファイルエントリを表示します。
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-g
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実効グループ ID を ID 番号で表示します。
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-n
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-G,
-g,
-u
のオプションによる表示を、ID 番号ではなく名前による表示にします。
ID 番号に対応する名前がなかった場合は、通常通り ID 番号で表示します。
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-p
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人間が見やすい形で表示します。
getlogin(2)
が返すユーザ名がユーザ ID から得られるログイン名と異なっている場合は、
行頭に
"login"
とキーワードがついて
getlogin(2)
で得られる名前が表示されます。
名前で表示されるユーザ ID は、頭に
"uid"
というキーワードをつけて表示されます。
実ユーザ ID が実効ユーザ ID
と異なっていると、
"euid"
というキーワードが頭について実ユーザ ID が表示されます。
実グループ ID が実効グループ ID と異なっていると、頭に
"rgid"
がついて実グループ名を表示します。
ユーザが属しているグループのリストを、行頭に
"groups"
というキーワードをつけて名前で表示します。それぞれ、行を改めて表示されます。
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-r
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-g,
-u
のオプションで実効ユーザ ID/グループ ID ではなく、
実ユーザ ID/グループ ID を表示するようにします。
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-u
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実効ユーザ ID を ID 番号で表示します。
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