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注: input-file のみを指定した場合、整形は「同じ場所に」行われます。 つまり、整形結果は input-file に書き戻され、カレントディレクトリに元の input-file のバックアップがコピーされます。 例えば input-file の名前が ' /blah/blah/file' だったとすると、バックアップファイルの名前は ' file.BAK' となります。
indent は output-file が指定されると、念のため、それが input-file とは異なっていることをチェックします。
indent の整形スタイルは以下にあげるオプションで制御します。
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if (...) { code }
一方、デフォルトは
if (...) { code }
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プログラムコードの右側に書かれたコメントの開始位置を指定します。 デフォルトでは 33 桁目です。 | |
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宣言の右側に書かれたコメントの開始位置を指定します。 デフォルトではプログラムコードの右側に書かれたコメントと同じ位置 になります。 | |
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コメント区切りを独立の行とするかどうかを指定します。
このオプションを有効にすると、コメントは以下のようになります。
/* * this is a comment */
一方、
/* this is a comment */
このオプションはブロックコメントのみに影響し、コード右側のコメントには
影響しません。
デフォルトは
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継続行の字下げを
n
で指定します。
継続行は、その文の最初の行の先頭から指定した字数だけ字下げされます。
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case ラベル字下げ位置を
switch
文の字下げ位置から
n
個目のタブストップにします。
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プログラムコードの右側に書かれたものでない独立したコメントに関して、
その場所を制御します。
例えば
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大域変数名と全ての構造体 / 共用体のメンバ名の、
それらの型宣言の開始位置からの字下げを文字数で指定します。
デフォルトは
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else-if
に対し特別な処理をするよう指定します(しません)。
これを指定すると、
else
に続く
if
は、最初の
amp;if
文と同じだけ字下げされます。
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関数宣言と開き中括弧を 2 行に分けるよう指定します(しません)。
デフォルトは、
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ブロックコメント (`/* で開始するコメント) の整形を
有効とするかどうかを指定します。
プログラマは、
ブロックコメントをそれ程は注意深く手動整形していないことが多いですが、
再整形によって改行位置だけを変えるということは望ましくないことがあります。
このような場合には
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1 段の字下げ量を指定します。デフォルトは 8 文字です。 | |
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パラメータ宣言を左マージンからさらに字下げします(しません)。
デフォルトは
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出力行の最大幅を指定します。デフォルトは 78 文字です。 | |
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局所変数の、その型宣言の開始位置からの字下げを文字数で指定します。 局所変数名のデフォルトは、大域変数の値と同じだけの字下げです。 | |
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継続行において括弧内のプログラムコードの位置を揃えます。
左括弧がその行で閉じていない時、継続行を前の行の
左括弧の 1 文字後ろから始まるようにします。
例えば、
p1 = first_procedure(second_procedure(p2, p3), third_procedure(p4, p5));
一方、
p1 = first_procedure(second_procedure(p2, p3), third_procedure(p4, p5)); 2行余分に改行された場合には、下のようになります。 p1 = first_procedure(second_procedure(p2, p3), third_procedure(p4, p5)); | |
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字下げのプロファイル ' ./.indent.pro' と ' ~/.indent.pro' を使わないようになります。 | |
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全てのコメントの左端に、アスタリスク(`*') を置きます(置きません)。
デフォルトは
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indent が標準入力に対して処理を行い、結果を標準出力に出力するようします。 | |
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typename
を型名として扱うように追加します。
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troff(1) で処理できるフォーマットで出力します。 vgrind(1) と全く同じ考え方に基づいて、出力をきれいにしようとします。 出力ファイルが指定されていないと、出力先として入力ファイルではなく 標準出力が使われます。 | |
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出力におけてタブ文字を使用するよう指定します(しません)。
タブは 8 で割り切れるカラムで整列されると想定します。
デフォルトは、
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ログインディレクトリかカレントディレクトリの一方、あるいはその両方に .indent.pro というプロファイルを作って、その中にオプションを書いておくことにより、 あなたの好みの設定を indent のデフォルトとすることができます。 プロファイルは、ログインディレクトリ、カレントディレクトリの順で 読み込まれるため、カレントディレクトリに `.indent.pro'があると、 そちらの指定の方が優先されます。 indent の起動時にプロファイルが存在していると、それを読み込んでデフォルトと して使用します。 ただし、コマンド行でオプションを指定すると、それは常に プロファイル中のオプションよりも優先されます。 プロファイルを書く際には、各オプションを空白かタブもしくは改行で 区切ってやらなくてはなりません。
つぎに、 連続したテキスト としての処理について説明します。 上にあげた以外のコメントは、連続したテキストとして扱います。 indent ユーティリティは、 1 行にできるだけ多くの単語(空白やタブもしくは改行で区切られた文字列) を詰め込もうとします。また、空白行により段落が分けられます。
#define forever for(;;)
./.indent.pro | |
デフォルトの設定を記述したプロファイルです。 | |
~/.indent.pro | |
デフォルトの設定を記述したプロファイルです。 | |
よくある間違いは、ディレクトリにある全ての C プログラムを整形しようとして
indent *.c
と入力してしまうことです。 おそらく、これはバグであって仕様と言うべきではないでしょう。
INDENT (1) | June 29, 2004 |
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“ | Computer science would have progressed much further and faster if all of the time and effort that has been spent maintaining and nurturing Unix had been spent on a sounder operating system. | ” |
— The Unix Haters' handbook |