| 総合手引 | セクション 1 | English | Deutsch | オプション |
file が指定されなかった場合は、カレントディレクトリのファイルを表示します。 表示はファイル名のアルファベット順にソートされます。 ただし、 file としてディレクトリファイルとそれ以外のファイルを混在して指定した 場合は、ディレクトリ以外のファイルが先に表示され、その後 ディレクトリ配下のファイルが表示されます。
オプションとしては、以下のものがあります。
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| amp;. と .. を除く全てのエントリを表示します。 スーパユーザの場合は、通常このオプションがセットされています。 | |
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| ファイル名中の非印字可能文字 ( ctype(3) と現在のロケール設定で定義されます) を強制的に \ xxx の形式で表示します。 xxx は文字の数値であり 8 進数です。 | |
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| マルチカラム形式で出力します。 端末への出力の場合は、これがデフォルトになります。 | |
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| それぞれのパス名の最後に、ディレクトリならばスラッシュ (‘/’) 、実行可能ファイルならばアスタリスク (‘*’) 、シンボリックリンクならばアットマーク (‘@’) 、ソケットファイルならば等号 (‘=’) 、ホワイトアウトならばパーセント文字 (‘%’) 、 FIFO ならば縦棒 (‘amp;|’) をつけて表示します。 | |
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| カラー化出力を有効にします。 本オプションは、環境変数 CLICOLOR を定義することと同等です (後述)。 | |
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コマンドラインのシンボリックリンクを追跡します。
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引数がシンボリックリンクファイルの場合、リンクファイル自体ではなく、
リンク先のファイルやディレクトリを表示します。
このオプションは
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引数がシンボリックリンクの場合、リンクが参照しているオブジェクトではなく
リンク自身を表示します。
このオプションは
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| サブディレクトリを再帰的に表示します。 | |
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| ディレクトリ走査時にホワイトアウトも表示します。 | |
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| 各ファイルの MAC ラベルを表示します。 maclabel(7) [英語] を参照してください。 | |
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| ドット ( amp;.) で始まるファイルも含めて表示します。 | |
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| ファイルソートや時刻出力の際、ファイルステータスの最終変更日付を使用します。 | |
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| 引数がディレクトリの場合、ディレクトリそのものの情報について表示します (再帰的に表示しません)。 | |
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| ソートせずに表示します | |
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このオプションは、
BSD 4.3
との互換性のためにだけ利用すべきです。
これは、
ロングフォーマットオプション
( | |
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| 各ファイルについて、inode 番号を表示します。 | |
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(
"エル (L)"
の小文字)。
ファイルの詳細情報をロングフォーマットで表示します (下記参照)。
ロングフォーマットの前の行に、全ファイル
のサイズの合計値 (ブロック数、この単位については
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| ストリーム出力形式。 ファイルを、コンマで区切って、ページの横方向に表示します。 | |
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長い
( | |
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( | |
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| ファイルがディレクトリの場合、各ファイル名の後にスラッシュ (‘/’) を書きます。 | |
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| ファイル名に表示できない文字が使われていたとき、 ‘amp;?’ として表示します。 端末に表示するときは、デフォルトでこの指定になります。 | |
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| 辞書式順序で逆順または時刻の古い順にソートします。 | |
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| 各ファイルがファイルシステム上で実際に占有している ブロック数 (512 バイト単位) を表示します。 ブロックの一部だけ占有しているものも整数値に切り上げられます。 表示の先頭行に、全ファイルのサイズの合計値 を表示します。 環境変数 BLOCKSIZE は単位サイズ 512 バイトに優先します。 | |
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| ファイルをアルファベット順に表示する前に、ファイルの最終修正日時の順 (新しいものほど先にくる) にソートします。 | |
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( | |
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| 非印字可能文字をそのまま表示するよう強制します。 出力先が端末でない場合、これがデフォルトです。 | |
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| (数字の "1" )。 1 行につき 1 エントリの形式で表示します。 端末への出力でない場合には、これがデフォルトです。 | |
デフォルトでは
ls
は標準出力に 1 行 1 エントリずつ表示します。
ただし、出力先が端末である場合および
ファイルの修正時刻が 6 ヶ月以上過去もしくは未来の場合、 最終修正年が時間と分のフィールドに表示されます。
所有者または所有グループ名が不明の場合、
または
ファイルがキャラクタ型もしくはブロック型の特殊ファイルである場合、 ファイルサイズフィールドには ファイルのメジャー番号とマイナー番号が表示されます。 ファイルがシンボリックリンクファイルである場合、 リンク先ファイルのパス名が "->" によって表示されます。
| b | ブロック型特殊ファイル |
| c | キャラクタ型特殊ファイル |
| d | ディレクトリ |
| l | シンボリックリンクファイル |
| s | ソケットファイル |
| p | FIFO |
| - | 通常ファイル |
次の 3 つのフィールドは、それぞれ 3 つの文字からなっています: 所有者に対するアクセス許可・ グループに属するユーザに対するアクセス許可・ 他のユーザに対するアクセス許可。 これらのフィールドはそれぞれ 3 つの文字からなっています:
| S | 所有者に対するアクセス許可において、ファイルが実行可能ではなく、かつ、 実効ユーザ ID (set-user-ID) モードがセットされている場合。 所有グループに対するアクセス許可において、ファイルが実行可能ではなく、 かつ、実効グループ ID (set-group-ID) モードがセットされている場合。 |
| s | 所有者に対するアクセス許可において、ファイルが実行可能で、かつ、 実効ユーザ ID モードがセットされている場合。 所有グループに対するアクセス許可の中で、ファイルが実行可能で、 かつ、実効グループ ID モードがセットされている場合。 |
| x | ファイルが実効可能またはディレクトリが検索可能である場合。 |
| - | ファイルは、読み出し、書き込み、実行のいずれも許可されておらず、 実効ユーザ ID も実効グループ ID もスティッキビットも設定されていない場合 (以下参照)。 |
次の2つは他のユーザに対するアクセス許可の 3 番目の文字に使用されます。
| T | スティッキビットがセットされている (モード 1000) が、実行不能あるいは検索不能である場合 (chmod(1) または sticky(8) 参照)。 |
| t | スティッキビットがセットされており (モード 1000) 、かつ、検索可能または実行可能である場合 (chmod(1) または sticky(8) 参照)。 |
ファイルに ACL がある場合は次のフィールドは (‘+’) になり、無い場合は空白 (‘ ’) になります。 ls ユーティリティは、実際の ACL を表示しません。 getfacl(1) を使用してください。
ls -l | sort -n +4
さらに、
sort(1)
への
| BLOCKSIZE |
ブロック数の表示を行う際、1 ブロックのサイズとして環境変数
BLOCKSIZE
で指定された値が使用されます
(
|
| CLICOLOR |
ANSI
カラーシーケンスを使用し、ファイルタイプを区別します。
後述の
LSCOLORS
を参照してください。
|
| CLICOLOR_FORCE | |
| 出力が端末に向けられていない場合、通常、カラーシーケンスは無効化されます。 本フラグを設定することで、この動作を変更可能です。 TERM 変数は、カラー出力可能な端末を参照することが必要です。 そうなっていない場合、どのカラーシーケンスを使用すべきか決定できません。 | |
| COLUMNS |
ターミナルのカラム幅を指定します。
マルチカラム表示の際、
1 行あたりいくつのファイル名を表示できるかを算出するために参照されます
(
|
| LANG |
長い
|
| LSCOLORS |
本変数の値は、
CLICOLOR
によってカラー出力が有効であるときに、
どの色をどの属性に使用するかを指定します。
この文字列は書式
fb
の結合であり、ここで
f
は前景色であり、
b
は背景色です。
色の指示は次の通りです:
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| a | 黒 |
| b | 赤 |
| c | 緑 |
| d | 茶 |
| e | 青 |
| f | マゼンタ |
| g | シアン |
| h | 明い灰 |
| A | 太字の黒で、通常暗い灰に見えます |
| B | 太字の赤 |
| C | 太字の緑 |
| D | 太字の茶で、通常黄色に見えます |
| E | 太字の青 |
| F | 太字のマゼンタ |
| G | 太字のシアン |
| H | 太字の明い灰で、明い白に見えます |
| x | デフォルトの前景色と背景色 |
以上が標準 ANSI カラーです。 実際の表示は、端末の色の扱いに依存して異なるでしょう。
属性の順番は次の通りです:
デフォルトは "exfxcxdxbxegedabagacad" であり、 通常のディレクトリは前景色青でデフォルト背景色、 setuid 付き実行形式は前景色黒で背景色赤等です。
| LS_COLWIDTHS | |
| この変数が設定されている場合、 コロン区切りのリストで各フィールドの最小幅を指定しているものとみなされます。 適切でなかったり不十分だったりする幅は無視されます (よって 0 を指定すると、フィールド幅が動的に決まります)。 すべてのフィールドの幅を変えられるわけではありません。 フィールドの順序は次の通りです: inode・ブロック数・リンク数・ユーザ名・グループ名・フラグ・ファイルサイズ・ ファイル名。 | |
| TERM | CLICOLOR の機能は、端末タイプのカラーケーパビリティが必要です。 |
| TZ | 日時を表示するときに使われるタイムゾーンを指定します。 詳細は environ(7) を参照してください。 |
ACL サポートは IEEE Std 1003.2c (" POSIX.2c") Draft 17 (撤回されました) 互換です。
| LS (1) | January 11, 2005 |
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| “ | A typical Unix /bin or /usr/bin directory contains a hundred different kinds of programs, written by dozens of egotistical programmers, each with its own syntax, operating paradigm, rules of use ... strategies for specifying options, and different sets of constraints. | ” |
| — The Unix Haters' handbook | ||