smbutil
コマンドは、SMB リクエスタの制御と、様々なコマンドの発行に使用されます。
指定される
command
に対して 2 種類のオプション、
すなわち共通オプションと個別オプションがあります。
共通オプションは次の通りです:
-h
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短かいヘルプメッセージを表示します。
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-v
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出力を冗長にします。
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コマンドと対応する個別オプションは次の通りです:
crypt [password]
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クリアテキストパスワードを暗号化して、
~/.nsmbrc
ファイルに格納できるようにします。
暗号化されたパスワードは、
‘$$1’
というシンボルで開始します。
警告: 暗号化関数は非常に弱く、
クリアテキストパスワードを隠すことだけを意図しています。
コマンドラインに
password
が指定されないと、
smbutil
は入力を促します。
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help command
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command
に関する使用方法を表示します。
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lc
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アクティブな接続とそれらのパラメータを列挙します。
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login
[connection_options]
//user@server[/share]
指定した
server
や
share
に対し、
user
として、ログイン/接続します。
このコマンドは、SMB サーバに対する接続を作成して認証した後、
これをアクティブなままにして終了します。
よって、ユーザはただ 1 度だけログインすればよく、
その後は認証手続きや追加の接続無しに他の SMB コマンドを使用可能です。
[-connection_options]
の解説については、
mount_smbfs(8)
マニュアルページを参照してください
(すべての大文字のオプションは、接続オプションです)。
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logout
//user@server[/share]
指定した
server
や
share
に対し、
user
として、ログアウト/接続切り離しを行います。
このコマンドは、
login
コマンドで作成した接続を破棄します。
他のプログラムが使用中の接続は、すぐには閉鎖されません。
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lookup
[-w host]
name
指定した
name
を、IP アドレスに解決します。
NetBIOS 名前サーバは、
-w
オプションで直接指定可能です。
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print
[connection_options]
//user@server/share
file
指定した
file
を、指定したリモートサーバのキューに送ります。
file
が
-
の場合、標準入力が使用されます。
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view
[connection_options]
//user@server
指定した
server
上でユーザ
user
が使用可能な資源を列挙します。
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