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manページ  — TRUSS

名称

truss – システムコールをトレースする

内容

書式


truss [-faedDS] [-o file] -p pid
truss [-faedDS] [-o file] command [args]

解説

truss ユーティリティは、指定したプロセスやプログラムが呼び出すシステムコールを トレースします。出力は指定した出力ファイルか、デフォルトでは 標準エラー出力へ送られます。処理は procfs(5) でプロセスを監視し、それを停止させたり再開させて行なわれます。

オプションは以下のとおりです :
-f
  元々のトレース対象プロセスが fork(2), vfork(2) 等で作成した子孫プロセスを トレースします。
-a
 execve(2) システムコールで渡された引数文字列を表示します。
-e
 execve(2) システムコールで渡された環境文字列を表示します。
-d
  出力中に、トレース開始からの経過時間を示す、 タイムスタンプを含めます。
-D
  出力中に、最後に記録されたイベントからの経過時間を示す、 タイムスタンプを含めます。
-S
  プロセスが受信するシグナルについての情報は表示しません。 (通常、 truss はシステムコールイベントと同様、シグナル情報も表示します。)
-o file
  出力を標準エラー出力ではなく、指定したファイル file へ送ります。
-p pid
  新しくコマンドを起動するのではなく、指定したプロセス ID pid のプロセスを追います。
command [args]
  コマンド command を実行し、そのシステムコールをトレースします。 (オプション -pcommand は互いに排他的にしか使用できません。)

使用例

# "hello" を echo する際に使われるシステムコールを追います

    $ truss /bin/echo hello

# 同じことをしますが、出力をファイルに書き込みます

    $ truss -o /tmp/truss.out /bin/echo hello

# すでに動作しているプロセスを追います

    $ truss -p 1

関連項目

kdump(1), ktrace(1), procfs(5)

歴史

truss コマンドは Sean Eric Fagan が FreeBSD 用に作成しました。 System V Release 4 や SunOS で利用可能な 類似のコマンドをモデルにしました。

TRUSS (1) November 23, 1997

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