uuencode(1) manページ

uuencode および uudecode のユーティリティは、 ASCII データ以外のデータ転送をサポートしてない伝送路を用いてバイナリファイルを送る場合に用いられます。 b64encode ユーティリティは、 -m フラグが指定された uuencode の同義語です。 b64decode ユーティリティは、 -m フラグが指定された uudecode の同義語です。

uuencode ユーティリティは、 file (無指定時には標準入力) よりデータを読み込み、符号化されたデータを標準出力または output_file が指定された場合にはそこに書き込みます。出力データには、 ASCII キャラクタしか含まれません。また、このデータには、 uudecode を用いて元のファイルを復元する時に必要となるファイルのモードと name が含まれます。

uudecode ユーティリティは、 uuencode によって生成されたファイル (もしくは、標準入力からのデータ) を元の形式に変換します。生成されるファイルは、 uudecode 時に指定された名前 ( name ) または ( uudecode に指定されたオプションに依存して) output_file になり、ファイルモードなどは変換前のものが採用されますが、 setuid ビットと実行ビットは引き継がれません。 uudecode ユーティリティは、前後の行をすべて無視します。

以下のオプションを uuencode で使用可能です:

-m

伝統的な uuencode アルゴリズムの代りに Base64 方式でエンコードします。

-o output_file

標準出力にではなく output_file に出力します。

以下のオプションを uudecode で使用可能です:

-c

file から、可能であるならば複数の uuencode されたファイルをデコードします。

-i

ファイルの上書きをしません。

-m

-r フラグと共に使用された場合、伝統的な uuencode 入力の代りに Base64 入力をデコードします。 -r が無い場合には、このフラグは無効です。

-o output_file

入力データに含まれるパス名のファイルにではなく、 output_file に出力します。

-p

file をデコードし、標準出力に出力します。

-r

最初や最後のフレーミング行が無い、生の (または壊れた) 入力をデコードします。入力は、伝統的な uuencode エンコードが仮定されます。 -m フラグ使用時や、 b64decode として起動された場合、入力は Base64 形式が仮定されます。

-s

出力パス名をベース名に縮めません。セキュリティのために、デフォルトでは uuencode は最後のスラッシュ '/' より前のプレフィックスを除去します。

manページ — UUENCODE

名称

内容

書式

解説

使用例

関連項目

バグ

歴史

-m
	伝統的な uuencode アルゴリズムの代りに Base64 方式でエンコードします。
-o output_file
	標準出力にではなく output_file に出力します。

-c
	file から、可能であるならば複数の uuencode されたファイルをデコードします。
-i
	ファイルの上書きをしません。
-m
	-r フラグと共に使用された場合、伝統的な uuencode 入力の代りに Base64 入力をデコードします。 -r が無い場合には、このフラグは無効です。
-o output_file
	入力データに含まれるパス名のファイルにではなく、 output_file に出力します。
-p
	file をデコードし、標準出力に出力します。
-r
	最初や最後のフレーミング行が無い、生の (または壊れた) 入力をデコードします。入力は、伝統的な uuencode エンコードが仮定されます。 -m フラグ使用時や、 b64decode として起動された場合、入力は Base64 形式が仮定されます。
-s
	出力パス名をベース名に縮めません。セキュリティのために、デフォルトでは uuencode は最後のスラッシュ '/' より前のプレフィックスを除去します。