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manページ  — AIO_CANCEL

名称

aio_cancel – 未解決の非同期入出力操作をキャンセルする (REALTIME)

内容

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include <aio.h>

int
aio_cancel(int fildes, struct aiocb * iocb);

解説

aio_cancel() システムコールは fildes で指定されるファイル記述子の未解決の非同期入出力をキャンセルします。 iocb が指定された場合、指定された非同期入出力要求だけをキャンセルします。

通常の非同期通知がキャンセルされた要求に対して発生します。 要求は ECANCELED のエラー結果となって完了します。

制限

aio_cancel() システムコールは raw ディスクデバイスに対する非同期入出力を キャンセルしません。 aio_cancel() システムコールは、raw ディスクデバイスに関連づけられたファイル記述子に 対しては常に AIO_NOTCANCELED を返します。

戻り値

aio_cancel() システムコールは -1 を返してエラーまたは次のうちの一つを示します。
[ AIO_CANCELED]
  指定された条件のすべての未解決要求はキャンセルされました。
[ AIO_NOTCANCELED]
  いくつかの要求はキャンセルされず、 その要求の状態は aio_error(2) でチェックすべきです。
[ AIO_ALLDONE]
  条件に合致するすべての要求は完了しています。

エラー

aio_cancel() から返されるエラーは、次のことを示します:
[EBADF]
  fildes 引数が有効なファイル記述子ではありません。

関連項目

aio_error(2), aio_read(2), aio_return(2), aio_suspend(2), aio_write(2), aio(4) [英語]

規格

aio_cancel() システムコールは IEEE Std 1003.1 ("POSIX.1") に適合しています。

歴史

aio_cancel() システムコールは FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。 機能する aio_cancel() の実装は FreeBSD 4.0 ではじめて登場しました。

作者

このマニュアルは始めに Wes Peters <wes@softweyr.com> が作成しました。 aio_cancel() が FreeBSD 4.0 に実装された時に Christopher M Sedore <cmsedore@maxwell.syr.edu> が更新しました。

AIO_CANCEL (2) January 19, 2000

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I define UNIX as “30 definitions of regular expressions living under one roof.”
— Donald Knuth