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#include <aio.h>
_POSIX_PRIORITIZED_IO が定義されており、 しかも記述子がこれをサポートしている場合に 待ち行列に入れられている操作は、呼び出しプロセスの優先順位から iocb->aio_reqprio を減じたものに等しい優先順位で発行されます。
iocb->aio_lio_opcode 引数は aio_read() システムコールによって無視されます。
iocb ポインタは、進行中に待ち行列に入れられた戻り状態または エラー状態を判定するために、 aio_return() と aio_error() の引数として後に使用される可能性があります。
要求が待ち行列に入れられない場合 (一般には無効な引数のために)、 呼び出しは要求を待ち行列に入れずに戻ります。
要求が正常に待ち行列に入れられると、コンテキストとして要求の間に iocb->aio_offset の値が修正される可能性があるので、 この値は要求が待ち行列に入れられた後は参照してはなりません。
カーネルへの正しくないコンテキスト情報の引き渡しを回避するために、 非同期入出力制御バッファ iocb は aio_read() 呼び出しの前に 0 にする必要があります。
要求が待ち行列に入れられた後、要求が完了するまでは 非同期入出力制御ブロック構造体またはバッファ内容の修正は許されていません。
iocb->aio_offset 内のファイルオフセットが、 iocb->aio_fildes の最大オフセットを越えている場合は入出力は行われません。
[EAGAIN] | |
システムリソースの限界のために要求は待ち行列に入れられませんでした。 | |
[ENOSYS] | |
aio_read() システムコールがサポートされていません。 | |
以降の条件は、 aio_read() システムコールが行われたときに同期的に検出されることもありますし、 その後いつでも非同期的に検出されることもあります。 これらが呼び出し時に検出された場合、 aio_read() システムコールは -1 を返し、 errno を適切に設定します。 そうでない場合は、 aio_return() 関数を呼び出し、-1 を返し、 errno に返されている実際の値を判定するために aio_error() を呼び出す必要があります。
[EBADF] | |
iocb->aio_fildes 引数が無効です。 | |
[EINVAL] | |
オフセット iocb->aio_offset が有効でないか、 iocb->aio_reqprio によって指定される優先順位が 有効な優先順位でないか、または iocb->aio_nbytes によって指定されるバイト数が有効でありません。 | |
[EOVERFLOW] | |
ファイルは正規のファイルであり、 iocb->aio_nbytes は 0 より大きくて iocb->aio_offset 内の開始オフセットはファイルの末尾の前にあるものの、 iocb->aio_fildes オフセット最大にあるかまたはそれを越えています。 | |
要求が正常に待ち行列に入れられたものの、 後でキャンセルされるかエラーが発生した場合、 aio_return() システムコールによって返された値が read(2) システムコールごとによるものであり、 aio_error() システムコールによって返される値が read(2) システムコールから返されたエラーの 1 つであるか、または次の 1 つです。
[EBADF] | |
iocb->aio_fildes 引数が読取りについては無効です。 | |
[ECANCELED] | |
要求は aio_cancel() の呼び出しによって明示的にキャンセルされました。 | |
[EINVAL] | |
オフセット iocb->aio_offset は無効です。 | |
AIO_READ (2) | November 17, 1998 |
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— Donald Knuth |