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manページ  — FHOPEN

名称

fhopen, fhstat, fhstatfs – ファイルハンドルによるファイルアクセス

内容

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include <sys/param.h>
#include <sys/mount.h>
#include <sys/stat.h>

int
fhopen(const fhandle_t *fhp, int flags);

int
fhstat(const fhandle_t *fhp, struct stat *sb);

int
fhstatfs(const fhandle_t *fhp, struct statfs *buf);

解説

これらのシステムコールはファイルハンドル fhp で渡されたファイルにアクセスする手段を提供します。 この方法はディレクトリのアクセス制限をバイパスするので、 これらのシステムコールの使用はスーパユーザに限定されています。

fhopen() システムコールは fhp が参照するファイルを flags で指定にしたがって読取り/書込み/読み書き用にオープンし、 呼び出したプロセスにファイル記述子を返します。 flags 引数は、 open(2) システムコールで使われる各種フラグの or をとって指定します。 ただし、フラグのうち O_CREAT は使えません。

fhstat()fhstatfs() システムコールはオープンされたファイルではなく、 fhp によって指し示されたファイルの情報を返すことを除いて fstat(2)fstatfs(2) 呼び出しと同等の機能を提供します。

戻り値

処理が正常に完了すると、 fhopen() はオープンされたファイルの記述子を返します。 そうでない場合は -1 が返され、エラーを示すために errno が設定されます。

The fhstatand fhstatfs functions return the value 0 if successful; otherwise the value -1 is returned and the global variable errno is set to indicate the error.

エラー

open(2), fstat(2), fstatfs(2) のそれぞれの返すエラーに加えて fhopen(), fhstat(), fhstatfs() は次のエラーを返します:
[EINVAL]
  fhopen() O_CREAT をセットされて呼び出されました。
[ESTALE]
  ファイルハンドル fhp はもう有効ではありません。

関連項目

fstat(2), fstatfs(2), getfh(2), open(2)

歴史

関数 fhopen(), fhstat(), および fhstatfs() システムコールは NetBSD ではじめて登場しました。 Alfred Perlstein が FreeBSD 4.0 に移植しました。

作者

このマニュアルページは William Studenmund によって NetBSD 用に書かれました。

FHOPEN (2) June 29, 1999

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The last good thing written in C was Franz Schubert's Symphony #9.
— Erwin Dietrich