fnmatch()
関数は、シェルが使用する規則に従ってパターンを照合します。
string
引数が指定する文字列をチェックし、
pattern
引数が指定するパターンと一致するかどうか確認します。
flags
引数は、
pattern
と
string
の解釈を修正します。
flags
の値は、以下の定数のビット単位の論理和です。この定数は、
インクルードファイル
fnmatch.h
で定義されています。
FNM_NOESCAPE
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通常、
pattern
の中でバックスラッシュ
(‘\’)
の後ろに 1 文字が続くものが現れるごとに、それはその文字で
置き換えられます。この置き換えは、その文字の特殊な意味を
無効にするために実行されます。
FNM_NOESCAPE
フラグを設定すると、バックスラッシュ文字は通常文字として扱われます。
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FNM_PATHNAME
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string
のスラッシュ文字は、
pattern
中のスラッシュと
明確に一致する必要があります。このフラグを設定しないと、スラッシュは
通常文字として扱われます。
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FNM_PERIOD
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string
の最初のピリオドは、
pattern
中の最初のピリオドと
明確に一致する必要があります。このフラグを設定しないと、最初のピリオドは
通常文字として扱われます。「最初の」という言葉の定義は、
FNM_PATHNAME
の指定によって変化します。
string
の第 1 キャラクタであるピリオドは、常に「最初の」ピリオドです。
FNM_PATHNAME
を設定した場合、スラッシュの直後のピリオドも「最初の」ピリオドです。
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FNM_LEADING_DIR
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pattern
が問題なく一致した後、残りの
/*
を無視します。
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FNM_CASEFOLD
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pattern
と
string
の両方で大文字と小文字の区別を無視します。
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