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#include <stdio.h>
#include <stdarg.h>
* | 割り当ての抑制。 これに続く変換は普段通りに行われますが、ポインタは使用されません。 変換の結果は単に廃棄されます。 |
h | 変換が dioux または n のどれかであり、次のポインタは ( int ではなく) short int を指すポインタであることを示します。 |
l | 変換が dioux または n のどれかであり、次のポインタが ( int ではなく) long int を指すポインタであること、あるいは変換は efg のどれかであり、次のポインタは ( float ではなく) double を指すポインタであることを示します。 |
L | 変換が efg であり、次のポインタが long double を指すポインタであることを示します (このタイプは実装されていません。 L フラグは現時点では無視されます)。 |
q | 変換が dioux または n のどれかであり、次のポインタが ( int ではなく) long long int を指すポインタであることを示します。 |
これらのフラグに加えて、オプションとして 10 進整数で表される最大フィールド幅を % と変換の間に置くことも可能です。 フィールド幅を指定しない場合、デフォルトの `無限' が使用されます (例外が 1 つあります。後述)。 フィールド幅を指定した場合、 変換処理において最大でその数の文字が走査されます。 変換が始まる前に、ほとんどの変換は空白をスキップします。 この空白はフィールド幅のカウント対象にはなりません。
以下の変換を利用できます。
% | リテラルの `%' と一致します。 すなわち、フォーマット文字列内の `%amp;%' は、 1 つの入力文字 `%' と一致します。 変換は行われず、割当ては行われません。 |
d | 符号の有無に関わらず、10 進整数に一致します。 次のポインタは int を指すポインタである必要があります。 |
D | ld と同等です。 これは後方互換性のためにだけ存在しています。 |
i | 符号の有無に関わらず、整数に一致します。 次のポインタは int を指すポインタである必要があります。 整数が ‘0x’ または ‘0X’ で始まる場合、整数を基数 16 で読み取ります。 ‘0’ で始まる場合、基数 8 で読み取ります。 それ以外の場合は、基数 10 です。 基数に対応する文字だけが使用されます。 |
o | 8 進整数と一致します。 次のポインタは unsigned int を指すポインタである必要があります。 |
O | lo と同等です。 これは後方互換性のために存在しています。 |
u | 符号の有無に関わらず、10 進整数と一致します。 次のポインタは unsigned int を指すポインタである必要があります。 |
x | 符号の有無に関わらず、16 進整数に一致します。 次のポインタは unsigned int を指すポインタである必要があります。 |
X | lx と同等です。 これは ISO/IEC 9899:1990 ("ISO C90") 違反ですが、以前の Unix システムとは後方互換性があります。 |
f | 符号の有無に関わらず、浮動小数点数と一致します。 次のポインタは float を指すポインタである必要があります。 |
e | f と同等です。 |
g | f と同等です。 |
E | lf と同等です。 これは ISO/IEC 9899:1990 ("ISO C90") 違反ですが、以前の Unix システムとは後方互換性があります。 |
F | lf と同等です。 これは後方互換性のためにだけ存在します。 |
s | 非空白文字のシーケンスと一致します。 次のポインタは char を指すポインタである必要があり、配列はすべてのシーケンスと終端の NUL 文字を受け入れるのに十分なだけ大きい必要があります。 入力文字列は、空白、または最大フィールド幅のどちらかが 最初に発生した場所で停止します。 |
c | width 個 (デフォルト 1) の文字のシーケンスに一致します。 次のポインタは char を指すポインタである必要があり、 すべての文字に対して十分な余地がある必要があります (終端の NUL は追加されません)。 通常行われる先頭の空白スキップは抑制されます。 最初の空白をスキップするには、 フォーマット内に明示的なスペースを使用してください。 |
amp;[ | 指定された受け入れ文字集合からなる、 空でない文字列と一致します。 次のポインタは、 char を指すポインタである必要があり、 文字列内のすべての文字に加えて終端の NUL 文字を入れる十分な余地がある必要があります。 通常行われる先頭の空白スキップは抑制されます。 文字列は、特定の集合内の (または集合外の) 文字で構成されます。 この集合は、開き角括弧 [ 文字と閉じ角括弧 ] 文字の間の文字によって定義されます。 集合は、開き角括弧の直後の文字が曲折アクセント記号 ^ である場合、これらの文字を 除外 します。 集合内に閉じ角括弧を入れるには、閉じ角括弧を 開き角括弧または曲折アクセント記号の直後の文字にします。 その他の位置に置くと集合を終了させます。 ハイフン文字 - も特殊です。 他の 2 つの文字間に置かれた場合、 ハイフンは間に入るすべての文字を集合に追加します。 ハイフンを入れるためには、 ハイフンを最後の閉じ角括弧の直前の文字にします。 たとえば、 ‘[^]0-9-]’ は、`閉じ角括弧、0 から 9、およびハイフン以外のすべて' の集合を意味します。文字列は、集合内にない (または曲折アクセント記号がある集合に含まれる) 文字が出現するか、またはフィールド幅が尽きた時に終了します。 |
p | ( printf(3) で ‘%p’ で印字された) ポインタの値と一致します。 次のポインタは void を指すポインタである必要があります。 |
n | 何も予期しません。 その代わり、入力以降消費された文字の個数が 次のポインタを介して保存されます。 次のポインタは int を指すポインタである必要があります。 これは変換では ありません。 ただし * フラグで抑制できます。 |
後方互換性のために、他の変換文字 ( ‘\0’ を除く) は ‘%d’ であるかのように、または大文字の場合は ‘%ld’ であるかのように扱われ、 ‘%\0’ の変換はただちに EOF を戻します。 F と X の変換は、将来 ANSI C 標準に適合するように変更される予定なので、 その後では、これらの変換はそれぞれ f と x のように動作するでしょう。
すべての後方互換フォーマットは、将来取り除かれます。
数値文字列は 512 文字に切り捨てられます。 たとえば、 %f と %d は事実上 %512f と %512d です。
SCANF (3) | December 11, 1993 |
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“ | A typical Unix /bin or /usr/bin directory contains a hundred different kinds of programs, written by dozens of egotistical programmers, each with its own syntax, operating paradigm, rules of use ... strategies for specifying options, and different sets of constraints. | ” |
— The Unix Haters' handbook |