これらの関数はいずれも、
netgroup(5)
に記述されたネットグループデータベースのファイル
/etc/netgroup
を操作します。データベースはネットグループの集合を定義しますが、
ネットグループはぞれぞれ、1 つまたは複数の次のような 3 つ組で構成されます。
(host, user, domain)
それぞれ、ホスト、ユーザおよびドメインの組み合わせを定義します。
3 つのフィールドのどれにも、あらゆるストリングに適合する
`'ワイルドカード' を指定可能です。
関数
getnetgrent()
は、現在のネットグループの次のメンバの、文字列に対する
3 つのポインタ引数を設定します。文字列ポインタのどれかが
(char *)0
だと、そのフィールドはワイルドカードと見なされます。
関数
setnetgrent()
は現在のネットグループを設定し、
endnetgrent()
は現在のネットグループを終了します。
前の呼び出しとは違うネットグループに対して
setnetgrent()
が呼び出された場合、暗黙に
endnetgrent()
が実行されます。
setnetgrent()
はまた、ネットグループの最初のメンバのオフセットを設定します。
関数
innetgr()
は適合するものがあるかどうか、指定したグループにあるすべての
フィールドを検索します。
host
user
domain
引数のどれかが
(char *)0
の場合、そのフィールドは指定されたネットグループメンバのあらゆる
文字列値に適合します。