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OPIE システムは受動攻撃からユーザを保護するものですが、 opeiaccess ファイルで実装された信頼という全概念は、 それと同様の受動攻撃に対して システムのバックアップをオープンにしてしまいます。 従って、この信頼という概念は重大なセキュリティホールとなります。 本バージョンの OPIE にこのような opieaccess が存在するのは、ひとえに、OPIE を使いたくないユーザのせいで自分の アカウントを破られたくないユーザが OPIE を使えなくなるよりも、 このようなユーザが OPIE を使えるようにすることの方がよいと信じているためです。 どのような環境であれ、 trust 機能を活かした本バージョンの OPIE は移行のためのツールと考えるべきで、 永久に使い続けるべきではありません。 移行のためのツールとして使う必要がなくなった時点で、 opieaccess ファイルをサポートしないバージョンの OPIE を構築し、OPIE システムの 裏をかくための手段としてこのファイルを使おうとする攻撃者にチャンスを 与えないようにする必要があります。
opieaccess は、以下のように空白で区切られた 3 つのフィールドからなる行から構成されます (区切りとしてタブも正しく解釈されますが、空白を代わりに使って下さい)。
フィールド名内容 actionOPIEを利用しないログインを "許可" もしくは "拒否" します address照合するネットワークのアドレスです mask照合のためのネットワークのマスクです
サブネットは適切なアドレスとマスクを使うことで制御されます。 個々のホストは 255.255.255.255 のマスクと適切なアドレスを使うことで 制御されます。 どの規則も一致しない場合、デフォルトでは OPIE 無しのログインは拒否されます。
skey-users-request@thumper.bellcore.com
January 10, 1995 | OPIEACCESS (5) |
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