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設定ファイルは、ソートされたエントリリストから成ります。 各エントリは、事象コマンドの集合を記述します。 イベント発生時には、事象がチェックされ合致すると、 このイベントに対応するコマンドがシェルを通じて実行されます。 リストは、ソートされて、先頭から末尾まで走査されます。 最初にマッチしたエントリが、イベントに対して使用されます。
各エントリはいくつかのフィールドから成ります。 フィールドには 3 種類あり、 記述フィールドと、選択事象と、イベント発生時に実行するコマンドです。 フィールド名には大文字小文字の区別があり、すべて小文字であるべきです。 各フィールドは 1 個以上の引数を取り得ます。
次のフィールドを使用可能です:
device string | 新規エントリを開始します。 string は任意の文字列であり、綺麗に表示するために使用されます。 |
product id | プロダクト Id。 |
vendor id | ベンダ Id。 |
release id | リリース Id。リビジョン Id と呼ばれることもあります。 |
class id | デバイスクラス。 |
subclass id | デバイスサブクラス。 |
protocol id | デバイスプロトコル。 |
devname string | デバイス名であり、例えば umass2 や ums0 です。 これらのデバイス名には、正規表現を含み得ます。 regex(3) と re_format(7) を参照してください。 マッチしたデバイス名は、${DEVNAME} を文字列中のどこかに追加することで、 後述のコマンドにおいて使用可能です。 |
文字列引数は括ることができます。 文字列引数に空白やタブ文字を含む場合には、 文字列引数をシングルクォートまたはダブルクォートで括る必要があります。 引数にシングルクォートまたはダブルクォートを含む場合、 それぞれダブルクォートまたはシングルクォートで括る必要があります。 後述の使用例を参照してください。
数値引数は、10 進数 (42)、8 進数 (052)、16 進数 (0x2a) の いずれでも指定可能です。
フィールド
product, vendor, release, class, subclass,
protocol
に対する値は、
usbd
デーモンを殺してから
アクションがマッチした場合に実行するコマンド:
attach string | デバイスが接続されたときに実行されるシェルコマンド。 |
detach string | デバイスが切り離されたときに実行されるシェルコマンド。 |
device "USB Zip drive" product 0x0001 vendor 0x059b release 0x0100 attach "/usr/bin/camcontrol rescan 0"
新規に接続されたマウスに対して moused を起動するには:
device "Mouse" devname "ums[0-9]+" attach "/usr/sbin/moused -p /dev/${DEVNAME} -I /var/run/moused.${DEVNAME}.pid"
/etc/usbd.conf | |
usbd の設定ファイル | |
USBD.CONF (5) | November 19, 1999 |
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