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突然バッドとなったセクタをバッドセクタテーブルに追加するためには、 ディスクによっては現在のところ、 標準の DEC フォーマッタを実行する必要があります。 このため、新たに生じたバッドブロックを扱う場合、 およびドライバがバッドブロッキング標準をサポートしていない場合には、 badsect が有効でしょう。
badsect ユーティリティは、 現在アクセスされていないファイルシステムに対して次のように使用します。 まず、ファイルシステムをマウントし、そのルート ディレクトリに移動します。ここに BAD という名前のディレクトリを作ります。 badsect コマンドに、引数として、このディレクトリと追加したいすべて のバッドセクタを指定して実行します (セクタ番号はファイルシステムの先頭からの相対で指定しなければなりませんが、 システムがコンソールエラーメッセージに表示するのは相対セクタ番号であるため 難しくはありません)。 その後、ルートディレクトリに移動し、 そのファイルシステムをアンマウントしてから fsck(8) を実行します。 バッドセクタは 2 つのファイル、 あるいはバッドセクタファイルとフリーリストとして表示されます。 fsck(8) に対して、問題を起こしたバッドセクタを含むファイルを削除し、 BAD/ nnnnn を 削除しないように 指示してください。 以上の操作によりバッドセクタは BAD ファイルにのみにあることになります。
badsect ユーティリティは mknod(2) の引数に指定されたセクタ番号を指定してコールします。 そして、指定したバッドセクタを含むブロックを最初のブロックとし、 バッドセクタ番号をその名前とするイリーガルなファイルを作ります。 fsck(8) は、このファイルを発見すると "HOLD BAD BLOCK amp;?" と聞いてきます。 これに対して y と答えると、 fsck(8) はその inode を、バッドブロックを含む 通常ファイルにコンバートします。
BADSECT (8) | June 5, 1993 |
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“ | … one of the main causes of the fall of the Roman Empire was that, lacking zero, they had no way to indicate successful termination of their C programs. | ” |
— Robert Firth |