kgmon
ユーティリティは、
オペレーティングシステムのプロファイリングを行うときに使うツールです。
引数を指定しないときは、
kgmon
はオペレーティングシステムのプロファイリングの状態、
つまり、実行中か停止中か未設定か
(
config(8)
を参照)を示します。
-p
が指定されると、
kgmon
はオペレーティングシステムからプロファイルデータを取り出し、後で
gprof(1)
で分析できるようにファイル
 gmon.out
を作ります。
オプションは以下の通りです:
|
| -B | 
|  | 高精度のプロファイルデータの収集を再開します。 | 
| -b | 
|  | 低精度のプロファイルデータの収集を再開します。 | 
| -h | 
|  | プロファイルデータの収集を停止します。 | 
| -p | 
|  | プロファイルバッファの内容をファイル
 gmon.out
にダンプします。 | 
| -r | 
|  | プロファイルバッファのすべての内容をリセットします。このとき
-p
が指定
されていると、バッファの内容をリセットする前に
 gmon.out
に出力します。 | 
| -M | 
|  | 名前のリストに関連する値を取り出す際、デフォルトの
 /dev/kmem
のかわりに
指定した core を使います。 | 
| -N | 
|  | 名前のリストを取り出す際に、デフォルトの
 /boot/kernel/kernel
のかわりに
指定した system を使います。 | 
|
-B,
-b,
-h
のいずれも指定されなければ、プロファイル収集の状態は変化しません。
たとえば、プロファイルデータの収集中に
-p
が指定されると、
プロファイリングは一時的に中断され、
オペレーティングシステムのプロファイルバッファがダンプされ、
すぐにプロファイリングが再開されます。