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config ユーティリティは、システムの構成を記述した設定ファイル SYSTEM_NAME にもとづいてシステムを構築するために必要なファイルを作成します。 別のファイルが、 config に対し、 システム生成に必要なファイルと、 構成依存ファイルセットにより追加されるファイルとを指示します。 構成依存ファイルセットは、固有マシン用代替ファイルを指定します (以降に示す 関連ファイル を参照)。
オプションとオペランドしては以下のものがあります:
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デフォルトの出力ディレクトリの代わりに、 destdir に出力します。 config は与えられたディレクトリに SYSTEM_NAME を追加しないことに注意してください。 | |
| システムのデバッグのための設定をします。 |
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プロファイリングを行うシステムを構築します。プロファイルを行うものは例えば
kgmon(8)
や
gprof(1) などです。
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SYSTEM_NAME | |
SYSTEM_NAME はシステム設定ファイルの名前であり、システム設定ファイル にはデバイスの仕様、構築するシステムのオプション、 その他のシステムパラメータの記述をします。 | |
config
ユーティリティはシステムソースの
conf
サブディレクトリで起動します (通常
/sys/ ARCH /conf)
。ただし
ARCH
には
FreeBSD
がサポートしているアーキテクチャの一つが入ります。
config
ユーティリティは必要により
../compile/SYSTEM_NAME
か、または
config の実行後は、 "make depend" を Makefile が作成されたディレクトリで実行する必要があります。 config ユーティリティは正常終了すると、これを促すメッセージ表示を行います。
config が、これとは異なるエラーメッセージ表示を行った場合には、 設定ファイルの記述の誤りを修正し、再度 config を実行する必要があります。 コンフィギュレーションでエラーとなったシステムをコンパイルしようとしても、 おそらく失敗するでしょう。
設定ファイル中に options INCLUDE_CONFIG_FILE を指定した場合、 該当ファイル全体が作成されるカーネルに埋め込まれます。 これは、 strings(1) によって該当ファイルをカーネルから引き出す事が出来ることを意味します: 構成情報を抽出するには以下のコマンドを使用してください:
strings -n 3 kernel | sed -n 's/^___//p'
歴史と時間、スペースの問題で、
FreeBSD
はデフォルトではデバッグカーネルを
構築しません。デバッグカーネルは構築に 30% 近く長く掛かり、
デバッグ用でないカーネルでは約 6 MB で済むところを、
構築用ディレクトリに約 30 MB のディスク容量を必要とします。
デバッグカーネルはデバッグ用でないカーネルが約 2MB であるのに対して、
約 11 MB のサイズになります。このスペースはルートファイルシステムと
動作時のメモリの両方に効いてきます。
デバッグカーネルを作るには
現在はデバッグカーネルをインストールしてブートする意義はあまりありません。 なぜならシンボルを利用できるツールはオンラインでは動かないためです。 それゆえ、デバッグカーネルをインストールするには 2 つのオプションがあります。
/sys/conf/files | システム生成に必要な共通のファイルのリスト |
/sys/conf/Makefile. ARCH | ARCH 用の一般的な makefile |
/sys/conf/files. ARCH | ARCH 特有のファイルのリスト |
/sys/ ARCH /compile/SYSTEM_NAME | |
ARCH 上の SYSTEM_NAME システム固有のデフォルトカーネル構築ディレクトリ | |
CONFIG (8) | July 4, 2001 |
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