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もしシステムが起動に失敗して、次のようなプロンプトを表示した場合:
Enter full pathname of shell or RETURN for /bin/sh:
まず最初に、標準のシェルである /bin/sh の起動を試みます。 これに失敗したら、 rescue シェルである /rescue/sh の起動を試みます。 システムを復旧するには、最初にルートパーティションを読み書き可で 再マウントする必要があります。 これは次の mount(8) コマンドで行うことが出来ます。
/rescue/mount -uw /
次の段階は、 /bin 、 /sbin 、 及び /usr/lib の中身を二重チェックして、可能なら FreeBSD の緊急用の、もしくは "ライブファイルシステム" CD-ROM (例えば、公式リリース版の FreeBSD ISO イメージの disc2 ) をマウントし、ファイルをコピーします。 いったん /bin/sh 、 /bin/ls 、 及び他の標準ユーティリティを首尾よく実行できるようになったなら、 標準のシステムで再起動を試みてください。
/rescue のツールは crunchgen(1) を使ってコンパイルされており、これにより標準のユーティリティに比べると、 かなりコンパクトに出来ます。 容量が厳しい環境で FreeBSD システムをビルドするのに、 /rescue を標準の /bin と /sbin ディレクトリの代替として使うことが出来ます。単純に /bin と /sbin を、 /rescue へのシンボリックリンクに変更するのです。 /rescue はスタティックリンクされているので、そのような環境では /usr/lib の大部分を省略してしまうことも可能です。
今までの /stand とは対照的に、 /rescue は FreeBSD のソース及びバイナリの標準のアップグレードにより更新されます。
/rescue | |
rescue 階層のルート。 | |
RESCUE (8) | July 23, 2003 |
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