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manページ  — TZSETUP

名称

tzsetup – ローカルタイムゾーンを設定する

内容

書式


tzsetup [-n] [default]

解説

tzsetup ユーティリティは、タイムゾーン情報データベースを読み込み、 メニューをユーザに提供してタイムゾーンを選択させます。 ユーザはデータベースのレイアウトの詳細を知る必要はありません。 選択されたゾーンは、システムのデフォルトのゾーンとしてインストールされます。 また tzsetup ユーティリティは、ハードウェアクロックが UTC でないシステムにおいてなんらかの修正が必要か否かを判定します。

以下のオプションが使用可能です:
-n ファイルの生成やコピーを行いません。

コマンドラインで default を指定することにより、メニューシステムを略すことができます; これは主に、設定済のインストールスクリプトのためにあります。

タイムゾーンデータベース

タイムゾーンデータベースの内容は、 /usr/share/zoneinfo/zone.tab でインデックスされます。 このファイルは、各タイムゾーンデータファイルに対し、 ISO 3166 領土コードと、 ( ISO 6709 書式の) おおよその地理的な位置と、領土内の場所を列挙します。

データベースの管理者は、次の方針で管理を行います:

  1. 国または居住者のない地理的な領土おのおのに対し、 最低 1 個のゾーンを割り当てます。
  2. Unix の基準時点 ( GMT 1970 年 1 月 1 日) からのタイムゾーンの履歴の記述されている、 区別するものおのおのに対し、 1 個のゾーンを割り当てます。
  3. 各ゾーンの名前は、その中で最も人口の多い都市からとります (可能であれば、データベースには 1970 年以前のその都市の歴史を含めます)。
データベース ( /usr/src/share/zoneinfo/[a-z]*) のソースコードには、 さらに多くのコメントと歴史的な事情に関する文書への参照が含まれています。

バグ

tzsetup /etc/localtime を生成または更新したときにすでに実行中であるプログラムは、 更新されたタイムゾーンを反映しません。 システムが最初に非 UTC ハードウェアクロックに設定されたときには、 adjkerntz(8) を実行する必要があります (通常システム起動時に実行されます)。 これは、正しいタイムゾーンオフセットに関するカーネルの理解を 更新する必要があるためです。

関連ファイル

/etc/localtime 現在のタイムゾーンのファイル
/etc/wall_cmos_clock adjkerntz(8) を見てください。
/usr/share/misc/iso3166 ISO 3166 領土コードから名前へのマッピング
/usr/share/zoneinfo ゾーン情報ファイルを置くディレクトリ
/usr/share/zoneinfo/zone.tab
  タイムゾーンファイルから国と場所へのマッピング

関連項目

date(1), adjtime(2), ctime(3), timezone(3), tzfile(5), adjkerntz(8), zdump(8), zic(8)

否認証明

各地に対して特定の国や領土と関連付けているのは、識別だけを目的としています。 なんらかの領土問題に対する FreeBSD Project の支持や拒否を意図しているのではありません。

TZSETUP (8) January 24, 1996

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