ypset
ユーティリティは、同一マシン上の
ypbind(8)
プロセスに、通信すべき YP サーバプロセスを指示します。
もし
server
がダウンしていたり YP サーバプロセスが動作していない場合、
YP クライアントプロセスが
YP マップにアクセスしようと試みるまでは検知されません。
YP マップをアクセスしようとした時に、
ypbind(8)
はバインドをテストして適切な処理を行います。
ypset
ユーティリティは、最も近い YP サーバともブロードキャストネットワークが異なる
YP クライアントをバインドする場合に最も有用ですが、
ローカルなネットワークの YP の構成をデバッグする場合、
特定の YP クライアントのプログラムをテストする場合、
ローカルネットワークに存在する複数の YP サーバの中から
特定のサーバにバインドする場合にも使用できます。
オプションは以下の通りです:
-h host
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ローカルマシンではなく、指定したホスト
host
にバインドします。
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-d domain
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domainname(1)
が返すデフォルトドメインではなく、指定した YP ドメイン
domain
を使用します。
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