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もしカーネルを読み込む際に
ビットマップを表示するためには、ビットマップファイルと、 それに対応した起動画面イメージ復号モジュールが ブートローダによって読み込まれていることが必要です。 現在、以下の復号モジュールが利用可能です:
splash_bmp.ko | W*ndows BMP ファイル復号器。 BMP ファイルフォーマットにはさまざまな色数のものがありますが、 この復号器は現在のところ 256 色のビットマップのみを扱えます。 それ以外の色数のビットマップは表示できません。 |
使用例 の節で起動画面の設定法を詳しく説明しています。
VGA の標準的なビデオモードを使う場合には ビットマップのサイズは 320x200 以下であることが必要です。 VESA モジュールを静的にリンクするか もしくは VESA モジュールを読み込むかして、 カーネルの VESA モードサポートを有効にしているのなら (vga(4) 参照) 、VESA BIOS とビデオカード上のビデオメモリの量にもよりますが、 最大で 1024x768 の解像度のビットマップを読み込むことができます。
blank_saver.ko | これは単に画面を空白にするだけです。 |
daemon_saver.ko | BSD デーモンのアニメーション。 |
fade_saver.ko | 画面が徐々に消えてゆきます。 |
green_saver.ko | モニタが省電力モードを備えていれば、電源を切ります。 |
logo_saver.ko | グラフィックによる BSD デーモンのアニメーション。 |
rain_saver.ko | 画面に夕立を描きます。 |
snake_saver.ko | 文字列でできた蛇を描きます。 |
star_saver.ko | 星が瞬きます。 |
warp_saver.ko | 星が素早く流れます。 |
スクリーンセーバモジュールは kldload(1) を使って読み込みます:
kldload logo_saver
以下のようにしてタイムアウトの秒数を指定できます:
vidcontrol -t N
また /etc/rc.conf ファイルの saver 変数をあなたの選んだスクリーンセーバに設定し タイムアウトを blanktime 変数に設定できます。これによりシステム起動時に、 自動的にスクリーンセーバを読み込み、タイムアウトを設定できます。
saver キーを押すことで スクリーンセーバを直ちに起動できます。 デフォルトは AT 拡張キーボードでは Shift-Pause 、AT 84 キーボードでは Shift-Ctrl-NumLock/Pause です。 キーマップ (kbdcontrol(1、)keymap(5) 参照) を書き換えて saver 機能をお好みのキーに割り当てることで、 saver キーを変更できます。
画面がテキストモードでない時にはスクリーンセーバは機能しません。
/boot/loader.rc | ブートローダが読み込むスクリプト |
/etc/rc.conf | システムの設定情報 |
/modules/splash_*.ko | 起動画面イメージ復号モジュール |
/modules/*_saver.ko | スクリーンセーバモジュール |
/modules/vesa.ko | VESA サポートモジュール |
pseudo-device splash
以下の例は、ブートローダのプロンプトから起動画面の画像を 読み込む方法を示しています。 これらはプロンプトのところで手で打っても良いですし、 ブートローダのスクリプト /boot/loader.rc (loader.rc(5) 参照) に書いてもかまいません。
load kernel load -t splash_image_data chuck.bmp load splash_bmp
2 行目で起動画面に使うビットマップイメージファイルを読み込みます。
上の例では、ファイル
chuck.bmp
が読み込まれます。
この行に
以下の例では、VESA モジュールを読み込んでいるので、 標準の VGA モードでは表示できないビットマップファイルも、 VESA ビデオモードを使って表示されるはずです。
load kernel load vesa load -t splash_image_data chuck.bmp load splash_bmp
もし VESA サポートがカーネルに静的にリンクされているなら、 VESA モジュールを読み込む必要はありません。 上の最初の例のように、ただビットマップファイルと 起動画面イメージ復号モジュールを読み込むだけで良いです。
FreeBSD | SPLASH (4) | February 9, 1999 |
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“ | The wonderful thing about standards is that there are so many of them to choose from. | ” |
— Grace Murray Hopper |