UDP
は単純で信頼性のないデータグラムプロトコルであり、
インターネットプロトコルファミリにおいて
SOCK_DGRAM
として抽象化された機能をサポートするものとして使用されます。
UDP
ソケットはコネクションレス型であり、普通
sendto(2)
及び
recvfrom(2)
コールと共に使用されます。
ただし、後で送られるパケットの宛先を固定する目的で
connect(2)
コールも使用できます (その場合には普通
recv(2)
または
read(2)
、及び
send(2)
または
write(2)
システムコールと共に使用されます)。
UDP
のアドレスフォーマットは
TCP
で使用されるものと同一です。
特に
UDP
は標準のインターネットアドレスフォーマットに加え、
ポート識別子を提供します。
UDP
ポート空間は
TCP
ポート空間とは分離していることに注意してください
(すなわち、
UDP
ポートは
TCP
ポートと
"接続できません"
)。
加えて、ブロードキャストパケットは予約された
"ブロードキャストアドレス"
を用いて送信されます
(下位層のネットワークがこれをサポートしているものと仮定しています)。
ブロードキャストアドレスはネットワークインタフェースに依存します。
IP
トランスポート層におけるオプションは
UDP
で使用できます。本件については
ip(4)
を参照してください。