総合手引 | セクション 4 | English | オプション |
インターネットプロトコルファミリに結合されたソケットは、次の アドレッシング構造体を利用します。
struct sockaddr_in { u_char sin_len; u_char sin_family; u_short sin_port; struct in_addr sin_addr; char sin_zero[8]; };
到着メッセージに対する "ワイルドカード" マッチングの効果を得る場合、 INADDR_ANY ローカルアドレスを用いて、 ソケットを生成することができます。 connect(2) あるいは sendto(2) の呼び出しで与えるアドレスとして、 "このホスト" を意味するために、 INADDR_ANY を与えても構いません。 もし最初からネットワークがブロードキャストをサポートするように設定 されていれば、 特別のアドレスである INADDR_BROADCAST が、プライマリネットワーク上のブロードキャストアドレスを表す略記として 許されています。
32 ビットのインターネットアドレスはネットワーク部とホスト部の 両方を含んでいます。 しかしながら、アドレスに対して直接検査することは推奨されません。 どうしてもアドレスをその 2 つの部分に分割する必要のあるプログラムの ために、次の ioctl(2) コマンドがインターネットドメインのデータグラムソケット向けに 提供されています。 それらは SIOCIFADDR コマンド ( intro(4) を参照 ) と同じ形式を持ちます。
SIOCSIFNETMASK | |
インタフェースのネットワークマスクを設定します。 ネットワークマスクはアドレスのネットワーク部を定義します。 もしそれがアドレスタイプが示すよりも多いアドレスを含むなら、 サブネットが使われています。 | |
SIOCGIFNETMASK | |
インタフェースのネットワークマスクを得ます。 | |
キャッシュされている経路が大きくなり過ぎた場合、 net.inet.ip.rtexpire の値を変更するための 動的な処理が実行されます。 期限切れ消去の実行後に、net.inet.ip.rtmaxcache より多い数の経路が参照されないまま残っている場合、 rtexpire が 3/4 にされ、これより長い期限をもつ すべての経路の期限が調整されます。 最小の rtexpire 値 (net.inet.ip.rtminexpire) の指定および この削減を 10 分に 1 回おきに起こるように制限することにより、 このプロセスの効果はいくらか小さくなります。
何らかの外部プロセスが、 プロトコルクローンで作られた経路の オリジナルの経路を削除した場合、 「子の経路」は削除されます。 (実際のところ、これは、プロトコル要求クローニングをサポートする ルーティングコードにおける一般的なメカニズムです。)
プロトコルクローニングにより生成されたのではない経路を管理する 試みは行なわれません。 それらは静的であり、 外部のルーティングプロセスや、あるいは リンク層 (たとえば イーサネットにおける ARP) の管理下にあると想定されます。
ある種のネットワーク活動だけが、このメカニズムを用いて経路のクローニング を行ないます。 特にある宛先を持ち、長い間継続する経路の参照を自分自身でキャッシュ するプロトコル ( TCP や UDP のような ) は、このメカニズムを起動するきっかけとなります。 一方、ローカルに生成されたものであれフォワードされたものであれ、 生の IP パケットだと、このメカニズムは起動しません。
IPCTL_FORWARDING | (ip.forwarding) ブール値: IP パケットのフォワーディングを可能にする / 抑制する (デフォルトではカーネル設定オプション GATEWAY によります)。 |
IPCTL_SENDREDIRECTS | |
(ip.redirect) ブール値: フォワードできない IP パケットについて ICMP リダイレクトを送出する / 送出しない (デフォルトは真)。 | |
IPCTL_DEFTTL | (ip.ttl) 整数値: 外に出ていく IP パケットのデフォルトの生存時間。 |
IPCTL_SOURCEROUTE | (ip.sourceroute) ブール値: 始点経路制御された IP パケットのフォワードを 可能にする / 抑制する (デフォルトは偽)。 |
IPCTL_RTEXPIRE | (ip.rtexpire) 整数値: プロトコルクローンされた IP 経路の、最後の参照が終了した後の秒単位の 生存時間 (デフォルトは 1 時間)。 上記のように、この値は動的に変化します。 |
IPCTL_RTMINEXPIRE | (ip.rtminexpire) 整数値: ip.rtexpire の最小値 (デフォルトは 10 秒)。 この値はユーザによる変更に対しては効果がなく、上記のような動的調整に 限られています。 |
IPCTL_RTMAXCACHE | (ip.rtmaxcache) 整数値: キャッシュされ、かつ参照されず、かつプロトコル クローンされた経路の、動的な調整を開始するトリガレベル (デフォルトは 128)。 |
PS1, 7, An Introductory 4.3 BSD Interprocess Communication Tutorial,
PS1, 8, An Advanced 4.3 BSD Interprocess Communication Tutorial,
BSD 4.2 | INET (4) | February 14, 1995 |
総合手引 | セクション 4 | English | オプション |
このマニュアルページサービスについてのご意見は Ben Bullock にお知らせください。 Privacy policy.
“ | If you have an emergency I'm great at running around and flailing my arms | ” |
— Artur Bagyants |