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manページ  — KEYCAP

名称

keycap – キーボードマッピングデータベース

内容

書式


keycap

解説

keycap ファイルはキーボードマッピングを記述するデータベースで、 kcon(1) が用います。

keycap のエントリは `:' で区切られた多数のフィールドからなります。 各マッピングの最初のエントリは、そのマッピングの名称として 認識される名前を、文字 `|' で区切って並べたものです。 最初と最後以外の全ての名前は全部小文字で、空白文字を含まない必要があります。 最後の名前は可読性を高めるために、大文字や空白文字を含めることができます。

ケーパビリティ

"名称
解説

de Ta bool
キーボードマッピングをコンパイル時に入れたデフォルトにリセットする

D<n> Ta bool
キー <n> を完全に使用不可にする

"

"m<n>
num ALT キーのキー番号を指定する

"l<n>
num ALTGR キーのキー番号を指定する

"h<n>
num SHIFT キーのキー番号を指定する

"t<n>
num CONTROL キーのキー番号を指定する

"ca<n>
num CAPS LOCK キーのキー番号を指定する

"sh<n>
num SHIFT LOCK キーのキー番号を指定する

"nl<n>
num NUM LOCK キーのキー番号を指定する

"sc<n>
num SCROLL LOCK キーのキー番号を指定する

"

"K<n>
str シフトなし (通常) のキーに文字列を対応させる

"S<n>
str シフト (SHIFT キーと同時に押す) 時のキーに文字列を対応させる

"C<n>
str CONTROL キーと同時に押したときの文字列を対応づける

"A<n>
str ALTGR キーと同時に押したときの文字列を対応づける

"

tc Ta str
指定箇所以外が同じマップを持つエントリ - 最後に指定する必要があります。

キー番号を記述するパラメータ <n> は 1 から 128 までの番号を取ることが できます。

文字列パラメータは 15 文字までの値を取ることができます。

エントリの例

以下のエントリはテスト用のエントリ記述で、 keycap ファイルの中のごく単純なエントリ記述の1つに、この記述通りのものが存在します。

tt|test|Test entry which swaps y and z:\
        :K22=z:S22=Z:C22=\032:\
        :K46=y:S46=Y:C46=\031:

行の最後に \ を置くことによって、エントリを複数行に続けることができます。 コメントは "#" で始まる行に含めることができます。

関連ファイル

/usr/share/misc/keycap.pcvt
  キーボードマッピングの記述を含むファイル

関連項目

kcon(1), keycap(3)

使用例

"l1#60" は、 ALTGR キーのキー番号として、 60 を指定します。

"K100=hugo" は、キー番号 100 のキーに文字列 'hugo' を対応させます。

"K100=^D" は、キー番号 100 のキーにコントロール文字 EOT (0x04) を対応させます。

"K100=\000" は、キー番号 100 のキーにコントロール文字 NUL (0x00) を対応させます。


KEYCAP (5) January 3, 1993

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The Unix phenomenon is scary. It doesn't go away.
— Steve Ballmer