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manページ  — AMQ

名称

amq – 自動マウントシステムへの問い合わせツール

内容

書式


amq [-fmpsuvTU] [-h hostname] [-l log_file] [-x log_options] [-D debug_options] [-M mountmap_entry] [-P program_number] [directory] ...

解説

amq は、現在の amd(8) の動作状況を知るための簡単な手段を提供します。 amd との通信は RPC によって行われます。現在のプロトコルでは、 3 つのモード がサポートされています。デフォルトでは、マウントポイントと自動 マウントされたファイルシステムのリストが出力されます。 別のホストの状態を知るときは、 -h オプションで hostname を指定します。

ディレクトリ名が与えられると、デフォルトの出力ではファイルシステム ごとの情報が表示されます。

オプション

-f
  自動マウントシステムに内部キャッシュを破棄するように要求します。
-h hostname
  hostname で指定されたホストに問い合わせを行います。デ フォルトでは、ローカルホストが使われます。 HP-UX クラスタでは、デフォルトでルートサーバに問い合わせが行わ れます。これは通常、自動マウントシステムがルートサーバで動 いているからです。
-l log_file
  amd に対し、 log_file をログファイル名として使用するように指示します。 セキュリティのために、これは amd が起動したときと同じログファイルである必要があります。 それゆえ本オプションが有効なのは、 日々の cron ジョブによってログファイルがローテートおよび圧縮するために、 amd のファイルハンドルをリフレッシュするときに限られます。
-m
  マウントされたファイルシステムのリストを、 各ファイルシステムへの参照回数と マウント時に起きたエラーを含めて表示するように、自動マウント システムに要求します。
-p
  リモートもしくはローカルに実行されている amd のプロセス ID を返します。 ローカルの amd プロセスにシグナルを送る必要があるときに便利であり、 プロセステーブルを探さなくて済みます。 本オプションは ctl-amd スクリプトの中で使用されています。
-s
  自動マウントシステムに、システムの統計情報を表示するように要求します。
-u
  情報を表示する代わりに、 指定したファイルシステムをアンマウントするよう 自動マウントシステムに要求します。この要求によって、 必ずアンマウントが実行されるわけではありません。 単にそのファイルシステムのマウントが、 タイムアウトするにすぎません。 タイムアウトは amd のメインスケジューラに検出され、結果として 普通にタイムアウトしたときと同じことが行われます。
-v
  自動マウントシステムに、バージョン情報を提供するように要求します。これは、 amd-v オプションで得られる情報の一部です。
-x log_options
  自動マウンタに対し、 log_options に指定されたロギングオプションを今から使用するように指示します。
-D log_options
  自動マウンタに対し、 debug_options に指定されたデバッギングオプションを今から使用するように指示します。
-M mountmap_entry
  マウントマップエントリを amd に渡し、評価されるまで待ちます。これによりマウントが発生する可能性があります。 本オプションはセキュリティ面で非常に危険です。 デフォルトでは、 amdamq は本オプションをサポートしていません。 本オプションを有効にするためには、 am-utils--enable-amq-mount 付きで構築する必要があります。
-P program_number
  別の RPC プログラム番号 program_number で登録している amd に接続し、その自動マウンタのインスタンスに対して他のすべての操作を適用します。 複数コピーの amd を実行していて、それぞれを別個に管理する必要があるときに有用です。 指定しない場合には、 amqamd のデフォルトのプログラム番号 300019 を使用します。 セキュリティのため、 amd が使用可能な別のプログラム番号は 300019 から 300029 まで (両端含む) に限定されています。
-T
  amd に対して TCP でのみ通信しようとします。 通常 amq は TCP を使用しようとし、失敗すると UDP を使用しようとします。
-U
  amd に対して UDP (コネクションレス) でのみ通信しようとします。 通常 amq は TCP を使用しようとし、失敗すると UDP を使用しようとします。

関連ファイル

amq.x RPC のプロトコル記述

警告

amq は、Sun が登録している RPC プログラム番号 (10 進数で300019) を使っています。 これは通常、 /etc/rpc には含まれていません。

関連項目

amd.conf(5), amd(8)

作者

Jan-Simon Pendry <jsp@doc.ic.ac.uk>, Department of Computing, Imperial College, London, UK.

Erez Zadok <ezk@cs.columbia.edu>, Department of Computer Science, Columbia University, New York, USA.

am-utils の、他の作者および貢献者は、 am-utils とともに配布されている AUTHORS ファイルに記述されています。

歴史

amq は、はじめに BSD 4.4 で導入されました。

AMQ (8) March 16, 1991

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