総合手引 | セクション 8 | English | オプション |
amd は、自分自身を NFS サーバとして、指定された directory に結び付けます。 その指定ディレクトリ内でのファイルアクセスは amd によって処理されます。 amd は、 mapname で定義されたマップを使って、あるディレクトリ にどのファイルシステムを割り当てるかを決定します。 一般に mapname は、ホスト名やファイルシステムの情報、 マウントオプションから構成されます。
前述の最初の形式では、
amd
は短いヘルプ文字列を表示します。
第 2 の形式では、オプションを指定しないか、
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実際にファイルシステムをマウントする位置を指定します。 デフォルトは /.amd_mnt です。 | |
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ディレクトリが使われないときに、探索に使われた名前をキャッシュ して保持する秒数を指定します。デフォルトは 5 分です。 | |
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ローカルドメイン名を指定します。もしこのオプションが与 えられなければ、ドメイン名はホスト名から決定されます。 | |
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カーネルアーキテクチャを指定します。これは単に ${karch} セレクタ を指定するだけです。 | |
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マウントおよびアンマウントのイベントを記録するログファイル を指定します。 もし、 logfile が syslog という文字列なら、ログメッセージは syslog(3) によってシステムログデーモンに送られます。 デフォルトの syslog ファシリティは LOG_DAEMON です。 変更したい場合は、ログファイル名の後にコロンで区切って、 その名前を付けてください。 例えば、 logfile が文字列 "syslog:local7" である場合、 amd は、 syslog(3) の LOG_LOCAL7 ファシリティを使用してログを取ります (ただしシステムに本ファシリティが存在する場合)。 | |
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ホスト名を正規化します。${rhost}で参照される名前は、使わ れる前にホストデータベースに関連づけて正規化されます。 これは、エイリアスを ``公式 (official)'' ホスト名に変換する効果があります。 | |
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組み込まれているオペレーティングシステムバージョン番号を上書きします。 後方互換性のために、 組み込みのバージョン番号が望ましくない場合に有用です。 例えば、組み込みのバージョン番号が "2.5.1" の場合、 "5.5.1" で上書きして、後者を意識して書いた古いマップを使用することができます。 | |
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プロセス ID を表示します。 amd のプロセス ID を標準出力に出力して、ファイルに保存することができます。 | |
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存在するマウントをリスタートします。 amd はマウントファイルテーブルをスキャンして、 現在マウントされているファイルシステムを判断します。 ファイルシステムが自動マウントされたものであれば、 amd は、その情報を 継承 します。 | |
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NFS/RPC
のリトライの間隔、すなわち NFS タイムアウト間隔を、
10 分の 1 秒単位で指定します (UDP のみ)。
デフォルト値は 0.8 秒です。2 番目の値は再送カウンタを変更します。
デフォルト値では 11 回の再送です。
カーネルは、両方の値を使用して amd と通信します。
どちらか一方か、両方の値が設定されていなければ、
適当なデフォルト値が設定されます。
amd は、 カーネルの RPC 再送機構がマウントリトライの引き金となることに依存しています。 これらのパラメータ値は、総合的なリトライ間隔を変更します。 間隔が長くなり過ぎると、対話応答が劣化します。 間隔が短くなり過ぎると、リトライが増え過ぎます。 | |
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バージョンを表示します。標準エラー出力に設定情報を表示します。 | |
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キャッシュする時間を超えたファイルシステムのマウントを解除する時間を 秒単位で指定します。デフォルト値は 2 分です。 | |
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実行時に何をログに記録するかを指定します。 options には次のものをコンマで区切って使用できます: fatal, error, user, warn, info, map, stats, all。 | |
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NIS マップをとってくる際に用いる NIS ドメインを指定します。 デフォルトはシステムのドメイン名です。 このオプションは、 NIS を動かしていないときには無視されます。 | |
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代わりの HP-UX クラスタ名を指定します。 | |
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デバッグオプションの種類を選択することができます。
option
の頭に
no
をつけると、そのオプションの逆の影響を与えます。
オプションは並べて指定することができます。もっとも役に立つのは
all
です。
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使用する amd 設定ファイルを指定します。 ファイル形式については amd.conf(5) を参照してください。 この設定ファイルの用途は、 コマンドラインにて多くのオプションをタイプする代りに、 これらのオプションを指定することです。 amd.conf ファイルは、 amd が持つすべてのコマンドラインオプションに対するディレクティブと、 設定ファイルによってのみ利用可能な多くの設定を含みます。 本オプションで指定された設定ファイルは、 他のオプションすべてが処理された後で処理されます。 本オプションがコマンドラインのどこに置かれていたかは無関係です。 | |
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ヘルプと使用方法の文字列を表示します。 | |
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組み込まれているオペレーティングシステム名を上書きします。 後方互換性のために、 組み込みの名前が望ましくない場合に有用です。 例えば、組み込みの名前が "sunos5" の場合、 "sos5" で上書きして、後者を意識して書いた古いマップを使用することができます。 | |
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amd
の実行中の実行可能ページをメモリにロックしません。
amd
の性能向上のために、
plock(3)
コールをサポートするシステムでは
amd
プロセスをメモリにロック可能です。
この場合、オペレーティングシステムが必要に応じて
amd
プロセスをスケジュールしたり、ページアウトしたり、スワップする
機会が減ります。
amd
の性能は向上する傾向がありますが、
amd
プロセスが使用するメモリを
(他のプロセスが使えないようにして)
予約してしまうというコストとなります。
この動作が望ましくない場合、
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amd.conf(5) で使用するタグを指定します。 タグが付いている全マップエントリが処理されます。 タグが付いていないマップエントリは常に処理されます。 tag 以外のタグが付いているマップエントリは処理されません。 | |
/.amd_mnt | |
動的にファイルシステムがマウントされるディレクトリ | |
/etc/amd.conf | |
デフォルトの設定ファイル | |
NFS ファイルシステム上のシンボリックリンクは、信じられないほど 非効率的です。 NFS を実装した多くのシステムでは、 シンボリックリンクの展開結果はカーネルがキャッシュせずに、 lookuppn (パス名変換)時にシンボリックリンクに出会うたびに NFS サーバに対して RPC コールを行うようになっています。 キャッシュをどこかに加えることによって、かなり大きな性能の向上が 得られるはずです。 上手に実現したオートマウントシステムで symlink(2) を置き換えれば大きくスピードアップすることができますが、 同時に多くのコンテキストスイッチも起こします。
amd のすべての機能を駆使できれば非常に便利ですが、 それにはかなりの想像力が必要になります。
Amd \- The 4.4 BSD Automounter.,
Erez Zadok <ezk@cs.columbia.edu>, Department of Computer Science, Columbia University, New York, USA.
am-utils の、他の作者および貢献者は、 am-utils とともに配布されている AUTHORS ファイルに記述されています。
AMD (8) | April 19, 1994 |
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