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mknod ユーティリティはデバイス特殊ファイルを作成します。 手動でノードを作成するには、以下の 4 つの引数が必要です。
name | デバイスファイル名です。 たとえば "sd" は SCSI ディスクで、 "pty" は疑似端末です。 |
b | c | デバイスのタイプを指定します。 ブロック型のデバイスは、 b を指定します。 テープやディスク等がこれに該当しますが、 ブロック型特殊デバイス (cooked) とキャラクタ型特殊デバイス (raw) の 両方の特殊ファイルが必要です。 キャラクタ型のデバイスは、 c を指定します。 端末や疑似デバイス等がこれに該当します。 |
major | メジャーデバイス番号を指定します。 メジャーデバイス番号は、 どのデバイスドライバエントリを使用すべきをカーネルに示します。 メジャーデバイス番号とデバイスの対応を知るには、 /usr/src/sys/conf/majors を見てください。 |
minor | マイナデバイス番号を指定します。 マイナデバイス番号は、 デバイスのどのサブユニットが 特殊ファイルに対応するのかをカーネルに示します。 例えば、サブユニットは ファイルシステムのパーティションだったり端末ラインだったりします。 |
owner :group | |
owner group オペランドの組はオプションですが、 どちらかが指定された場合には両方の指定が必要です。 owner は数値のユーザ ID でもユーザ名でも良いです。 そのユーザ名が数値のユーザ ID にもある場合には、 オペランドはユーザ名として使用されます。 group は数値のグループ ID でもグループ名でも良いです。 ユーザ名と同様、 そのグループ名が数値のグループ ID にもある場合には、 オペランドはグループ名として使用されます。 | |
メジャーデバイス番号およびマイナデバイス番号とも strtoul(3) が受け付ける任意の形式で指定可能です。 ‘0x’ で始めることにより 16 進数と、 ‘0’ で始めることにより 8 進数であると解釈させる事が出来ます。
mknod ユーティリティは、 devfs(5) マウントポイントの下で、ダミーの引数を使って呼び出すことで 削除されたデバイスノードを再作成するのに使えます。 例:
mknod cd0 c 0 0
ここで "cd0" は削除されたデバイスノードの名前です。
FreeBSD 4.0 では、 ブロックデバイスの価値が下がり、キャラクタデバイスが使われるようになりました。 FreeBSD 5.0 では、デバイスノードはデバイスファイルシステム devfs(5) で管理されるので、 mknod ユーティリティは不必要になりました。
MKNOD (8) | March 1, 2005 |
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